『オッドタクシー』オーディオドラマ考察・ボールペンの謎ネタバレ

オーディオドラマ『オッドタクシー』その他

●オーディオドラマ第5.6話「余計なお世話」【→長嶋→小戸川】

仕方なく、長嶋が小戸川のタクシーに乗車し、車内に放置された「幸せのボールペン」を見つけてやることに……。車内での、小戸川と長嶋の会話が録音されています。

長嶋はつい熱っぽく「ホモサピエンス」愛を語ります。下車するとき、車内に落ちていたボールペンを差し出し、「これはホモサピエンスのものだから返してあげてほしい」と、小戸川に手渡します。

●オーディオドラマ第6.7話「ルイたんとババにゃん」【→馬場】

仕事から夜遅く帰宅した「ホモサピエンス」馬場の独り言が録音されています。さらに、交際している二階堂ルイと電話で話します。

タクシーの運転手(小戸川)がわざわざ「幸せのボールペン」を事務所まで届けてくれ、手元に戻ってきたこと。二階堂ルイからは、落とし物だと言って、警察に届けたらどうかと言われます。

○アニメ第7話「トリック・オア・トリート」【→大門兄弟】

ハロウィンでにぎわう渋谷を警備する大門兄弟。大門兄の胸ポケットに「幸せのボールペン」が挟まっています。(19分過ぎ)

二階堂に言われたとおり、馬場が警察に届けたのです。

●オーディオドラマ第7.8話「JUSTICE part.2」

渋谷の街を巡回する大門兄弟の会話が録音されています。

大門弟は、大門兄に、持っている「幸せのボールペン」のことをきかれ、落とし物として届けられたと説明します。落とし物の処理の仕方がわからないという弟に代わって、兄がボールペンを受け取ります。

アニメ第7話で、大門兄が「幸せのボールペン」を持っているのは、この流れにあります。



●オーディオドラマ第8.8話「ロートルの戯言」【→呑楽の知り合い】

今回の録音は、「やまびこ」の店内。女将のタエ子、笑風亭呑楽、呑楽の連れ(テレビ局のプロデューサーか?)が酒を飲みながら会話している様子です。

タエ子は、呑楽の連れが「幸せのボールペン」を持っていることに気づきます。外でたまたま拾ったと……。おそらく、大門兄が落としたものを拾ったのでしょう。

○アニメ第10話「俺たちに明日はない」【→…→山本】

控室らしき仕事の現場から、小戸川に電話をかけている山本。テーブルの上には、「幸せのボールペン」が置かれています。(19分過ぎ)

「やまびこ」で呑楽の連れが持っていたものが、どのようないきさつで山本の手に渡ったかは、オーディオドラマ第9.9話と第10.10話ではっきり説明されます。

●オーディオドラマ第9.9話「ワンマンショー」【→ヤノ】

ヤノによるラップの独白が録音されています。柿花に逃げられ、また関口はドブにやられて困ったといった内容です。

その中で、「幸せのボールペン」は「ミステリーキッス」のマネージャー・山本から手に入れたこと、しかしまた返すと言っています。

●オーディオドラマ第10.10話「マネージャーの憂鬱」【→山本→二階堂→三矢】

二階堂ルイと山本の会話を録音したものです。

「幸せのボールペン」については、たまたま入った居酒屋(「やまびこ」)で見つけて、ヤノにあげたものがまた戻ってきたと説明しています。

「やまびこ」では、持ち主だった呑楽の連れのプロデューサーらしき人物がタエ子を口説こうとしていましたから、タエ子にあげた公算が強いと推測できます。

最後に、二階堂が「これ、ミステリーキッスで唯一持ったことないあの人に渡してみよう」と言っています。第2.5話において、市村しほが持っていたことがわかりますから、まだ持ったことのない人と言えば、三矢ユキであることがわかります。

●オーディオドラマ第11.10話「The cat is out of the bag.」【三矢】

市村しほと三矢ユキが会話しています。そこに、三矢ユキの母親から電話。どうやら三矢ユキのプライベートが盗聴され、それがネットにアップされていると教えられます。それを聞いた三矢の声が変わり……。

つまり、第10.10話で話されていたとおり、「幸せのボールペン」は二階堂から三矢のもとに渡っていたことが確認できます。

●オーディオドラマ第12.11話「渋谷駅新南口の喧騒」【→渋谷街中→長嶋】

長嶋が、渋谷駅新南口の自動販売機の下に捨てられていた「幸せのボールペン」を回収してきたという事実が話されます。

「(盗聴が)バレたっぽい」とも言っていることから、オーディオドラマ第11.10話で、母親から盗聴の事実を教えられた三矢ユキが、それに気づいて捨てたものと思われます。

○アニメ第12話「たりないふたり」【長嶋】

N-1グランプリに出場している「ホモサピエンス」の漫才を客席で見ている長嶋は、手に「幸せのボールペン」を持っています。(6分過ぎ)

○アニメ第13話(最終回)「どちらまで?」【→…→和田垣】

最後に「幸せのボールペン」を手にしているのは和田垣さくら。

母親と電話で話しながら道を歩いていますが、その手にしっかりと「幸せのボールペン」が握られています。(22分過ぎ)

長嶋の手から、どのようないきさつで和田垣さくらの手に渡ったかは、オーディオドラマの最終回第13.13話で説明されます。

●オーディオドラマ第13.13話「本日貸切」【長嶋→タエ子→和田垣】

小戸川の快気祝いで、剛力、白川、ホモサピエンスの2人、柿花、長嶋らが集まり、「やまびこ」で貸切宴会中の音声を録音したものが流れます。

続いて、長嶋は、参加した理由の一つだった、元の持ち主に「幸せのボールペン」を返したと告白します。それはタエ子。タエ子も自分と同じように傍受していたはずだと……。

みなが帰り、「やまびこ」閉店後一人になったタエ子の告白音声が流れます。

警察に疑われていた小戸川のことに興味を持ち、また事件物の小説を書きたかったから、ボールペン型の盗聴器を用意したと白状。剛力に渡せば、間違いなく小戸川の手に渡るはずだと考えていたこと……。

しかし、その告白が何者かの突然の来訪によってぷつりと途切れます。小さなうめき声のあと、何度が包丁で突き刺すような音……。

続いて、盗聴器に向かって話しかける声。
「次はお前だよ、これ聞いているやつ。渋谷駅新南口でボールペン持っていったお前だよ」

もちろん、声の主は三矢ユキを殺害した真犯人の和田垣さくらです。渋谷駅新南口に捨てたと見せかけたのは、長嶋を特定するための罠だったのです。

アニメ第13話のラストでは、和田垣さくらが「幸せのボールペン」を持っていますから、タエ子を殺して奪ったものと推測されます。もしかして、すでに長嶋をも手にかけている可能性も……。

そのうえで、口封じのため小戸川をも殺そうとタクシーに乗り込んできたのでは……それをはっきりと示唆しています。

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『オッドタクシー』の恐ろしい結末

以上、「幸せのボールペン」がいかなる流れでさまざまな人の手に渡り、それがどのような結末に結びついているかを考察してみました。

タエ子→剛力→小戸川→山本→市村→二階堂→馬場→柴垣→今井→小戸川→長嶋→小戸川→馬場→大門弟→大門兄→呑楽の連れ→タエ子→山本→ヤノ→山本→二階堂→三矢(実は和田垣)→長嶋→タエ子→和田垣

アニメ『オッドタクシー』最終回は、恐ろしい結末で終わりますが、オーディオドラマを聴くと、一層ダークな結末に震え上がることになるでしょう。

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