2026年9月28日にスタートした、NHK連続テレビ小説第115作目の作品『ブラッサム』。
物語の主人公は、明治から平成を自由かつ華やかに生き抜き、1996年6月10日、満98歳で亡くなった宇野千代をモデルにした葉野珠です。
本記事では、ドラマのロケ地・撮影場所を特定し、放送と同時進行でご紹介していきます。
- NHK連続テレビ小説第115作『ブラッサム』の舞台は?
- 『ブラッサム』判明したロケ地・撮影場所を順次紹介
- ①滋賀県東近江市「五個荘近江商人屋敷 外村繫邸」→オープニングタイトルで珠が執筆する書斎
- ②滋賀県愛知郡「依智秦氏の里古墳公園」→オープニングタイトルで珠が枝に座っている桜の大木
- ③山口県岩国市「錦帯橋」→珠の育った地元の橋
- ④京都市右京区「松竹撮影所」→珠が生まれ育った岩国の街並み
- ⑤滋賀県甲賀市「野洲川」沿い→清治が馬で駆けるシーン、珠の通学路
- ⑥山口県岩国市「岩国学校教育資料館」外観→珠が通う「岩国第一尋常小学校」
- ⑦滋賀県甲賀市「油日神社」拝殿前→珠と父が作文のことで話していた場所
- ⑧京都府京丹後市「五十河の里・民家苑」→継母リョウの実家
- ⑨山口県岩国市「水西書院」外観→珠の通う「山口第二高等女学校」
- ⑩滋賀県甲賀市「天理教甲賀大教会」→女学校の廊下
- ⑪JR山口線「阿武川第一橋梁(長門峡鉄橋)」→SLの走る鉄橋
- ⑫滋賀県甲賀市「油日神社」西の鳥居前→珠といとこの木村保が話していた境内
- 『ブラッサム』の聖地巡礼に行こう!
NHK連続テレビ小説第115作『ブラッサム』の舞台は?
モデルとなった宇野千代は、山口県玖珂郡横山村(現在の岩国市川西)の生まれ。その後、さまざまな場所を転々とし、東京・青山のマンションに落ち着くまで13軒もの家を持っては手放すということを繰り返した一生でした。
ヒロイン・葉野珠の生まれも、実話通り、岩国という設定になっており、物語の主な舞台も岩国、そしていっとき暮らした札幌、その後、人生の大半を過ごした東京の3か所となるでしょう。
ロケ地もそのあたりが中心になるでしょうが、制作がNHK大阪であるため、多くは関西から西日本一円に散らばるものと推測しています。
宇野千代の生涯や家族関係、またドラマの登場人物のモデルとなった実在人物については、以下の2つの記事で紹介しています。
『ブラッサム』判明したロケ地・撮影場所を順次紹介
ドラマは始まったばかりですが、30分のPR番組や予告編の中ですでに特定できたロケ地を含みます。
放送と同時進行で、順次更新していきます。
①滋賀県東近江市「五個荘近江商人屋敷 外村繫邸」→オープニングタイトルで珠が執筆する書斎
ドラマのオープニングタイトルで、石橋静河が原稿用紙に向かって執筆している和室が撮影されたのは、滋賀県東近江市にある「外村繁邸」です。
近江商人発祥の地とされ、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている五個荘金堂町にある、作家・外村繁の生家です。
当家の三男として生まれた繁は、一時家業を継いだものの結局弟に譲り、作家の道に進みました。屋敷内の蔵は「外村繁文学館」として公開されています。
| 名称 | 五個荘近江商人屋敷 外村繫邸 |
| 住所 | 滋賀県東近江市五個荘金堂町631 |
| 公式HP | https://www.higashiomi.net/media/miru/a149 |
②滋賀県愛知郡「依智秦氏の里古墳公園」→オープニングタイトルで珠が枝に座っている桜の大木
ドラマのオープニングタイトルで使用されている桜の美しい場所のロケ地は2か所かと思われます。一つは、滋賀県愛知郡愛荘町にある「依智秦氏の里古墳公園」の桜。珠が横に拡がった枝に座り、ダンスを踊っている、少し小高いところにある立派な桜の大木はこちらにあります。(もう一カ所は特定中)
「依智秦氏の里古墳公園」は、豪族・依智秦氏ゆかりの古墳が10基保存されている公園で、春には一帯が桜で覆われる知る人ぞ知る桜の名所でもあります。
| 名称 | 依智秦氏の里古墳公園 |
| 住所 | 滋賀県愛知郡愛荘町上蚊野72-3 |
| 公式HP | https://www.town.aisho.shiga.jp/kankou/shizen/shiki/3730.html |
③山口県岩国市「錦帯橋」→珠の育った地元の橋
ドラマの第一話冒頭でいきなり登場したのは、言うまでもなく、山口県岩国市にある名所「錦帯橋」です。岩国を代表する名勝の一つですが、実際、実家がすぐ近くにあった宇野千代自身も愛した場所でした。
また、加賀まりこ演じる85歳の千代が取材を受けていた場所も、錦帯橋を望む錦川の土手です。
錦帯橋は、錦川に架かった5連の木造アーチ橋であり、1673年、岩国藩主の吉川広嘉によって建造されました。
| 名称 | 錦帯橋 |
| 住所 | 山口県岩国市岩国2 |
| 公式HP | https://kankou.iwakuni-city.net/kintaikyo.html |
④京都市右京区「松竹撮影所」→珠が生まれ育った岩国の街並み
太秦にある松竹撮影所@ks_shochikuでは、「庶民に寄り添った題材やストーリー」と「製作チームの融合と挑戦」を持ち味として、数多くの作品を世に生み出しています。オープンセットは、通常は見ることができませんが、今回特別に見せていただきました!https://t.co/GzJLuEWlYj pic.twitter.com/ZLYdqVMrKV
— KYOTOSIDE (@SideKyoto) December 13, 2020
珠が生まれ育った岩国の街並みの撮影が行われたのは、京都の太秦にある「松竹撮影所」です。ちなみに、「葉野酒造」の建物外観は、朝ドラ『あさが来た』でヒロインが嫁ぐ両替商「加野屋」の外観として使用された屋敷と同じです。
一方、家の室内などは、NHK大阪のスタジオに作られたセットです。
| 名称 | 松竹撮影所 |
| 住所 | 京都府京都市右京区太秦堀ケ内町12-9 |
| 公式HP | https://www.shochiku-ks.com/ |
⑤滋賀県甲賀市「野洲川」沿い→清治が馬で駆けるシーン、珠の通学路
珠の父・清治が馬の乗って駆け抜けるシーン、また珠が梅と一緒に話しながら通る川沿いのは、滋賀県甲賀市の「野洲川」沿いで撮影されています。
具体的な場所は、土山町徳原あたりのようです。
⑥山口県岩国市「岩国学校教育資料館」外観→珠が通う「岩国第一尋常小学校」
珠が通う「岩国第一尋常小学校」の外観のロケ地となったのは、岩国市にある「岩国学校教育資料館」です。外観のみと思われます。
「岩国学校教育資料館」は、1870(明治3)年に竣工した「岩国学校」校舎を一度解体・修理し、1972(昭和47)年、新たに資料館として開館した建物です。「岩国学校」は後に「岩国尋常小学校」と名を変え、実際、宇野千代はじめ、国木田独歩ら多くの才能ある人材が学んだ学校でした。現在、建物は山口県指定文化財に選定されています。
| 名称 | 岩国学校教育資料館 |
| 住所 | 山口県岩国市岩国3-1-8 |
| 公式HP | https://kankou.iwakuni-city.net/iwakunigakko.html |
⑦滋賀県甲賀市「油日神社」拝殿前→珠と父が作文のことで話していた場所
父と珠が、珠の書いた父についての作文のことで話していた場所は、滋賀県甲賀市にある「油日神社(あぶらひじんじゃ)」の拝殿前です。
珠が逃げたカナリアを探して歩いた境内もこちらでした。(一部、鬱蒼とした林のシーンのみ、大津市の日吉大社を流れる大宮川沿い)
油日神社の創祀年は不詳ですが、南鈴鹿の霊峰・油日岳の麓に鎮座し、用明天皇あるいは天武天皇の時代ではないかと言われている由緒ある古社です。
| 名称 | 油日神社 |
| 住所 | 滋賀県甲賀市甲賀町油日1042 |
| 公式HP | https://www.aburahijinjya.jp/ |
⑧京都府京丹後市「五十河の里・民家苑」→継母リョウの実家
カナリアを逃がしたことで、リョウが帰った実家は、京都府京丹後市にある「五十河の里・民家苑」で撮影されました。
6ヘクタールの広大な土地に、京都府内から移築された、江戸時代中期、築300年の茅葺き古民家3軒が保存され、映画やドラマのロケ地としてもたびたび使用されています。
| 名称 | 五十河の里・民家苑 |
| 住所 | 京都府京丹後市大宮町五十河 |
| 公式HP | ー |
⑨山口県岩国市「水西書院」外観→珠の通う「山口第二高等女学校」
珠の通う「山口第二高等女学校」の、表通りから望む外観として使用されたのは、岩国市にある「水西書院」(正式名称:旧吉川子爵家水西書院)です。
1886(明治19)年に建設され、旧岩国藩主・吉川家の新居完成まで一時的に暮らしていた住居であり、完成後は別邸として利用されていました。後、岩国市所有となり、2000年には登録有形文化財に指定されています。千代の小説『水西書院の娘』の舞台となったゆかりの屋敷です。通常は非公開。
| 名称 | 旧吉川子爵家水西書院 |
| 住所 | 山口県岩国市川西4-2-4 |
| 公式HP | https://bunkazai.pref.yamaguchi.lg.jp/bunkazai/detail.asp?mid=110190&pid=bl |
⑩滋賀県甲賀市「天理教甲賀大教会」→女学校の廊下
珠がときおり同級生と立ち話したりする女学校の廊下は、滋賀県甲賀市にある「天理教甲賀大教会」の廊下で撮影されています。
およそ築100年の、レトロで雰囲気のある廊下です。
| 名称 | 天理教甲賀大教会 |
| 住所 | 滋賀県甲賀市水口町貴生川330 |
| 公式HP | ー |
⑪JR山口線「阿武川第一橋梁(長門峡鉄橋)」→SLの走る鉄橋
赤い鉄橋の上をSLが走るシーンが撮影されたのは、JR山口線の長門峡駅近くにある「阿武川第一橋梁(長門峡鉄橋)」です。
長門峡駅から津和野方面に歩いて5分のところに位置し、鉄道ファンに人気の撮影スポットでもあります。
実際、新山口から津和野まで、臨時快速列車「SLやまぐち号」が約2時間かけて走っています。
| 名称 | 長門峡駅 |
| 住所 | 山口県山口市阿東生雲東分 |
| 公式HP | https://www.c571.jp/ |
⑫滋賀県甲賀市「油日神社」西の鳥居前→珠といとこの木村保が話していた境内
珠のいとこである木村保が、珠に話しかけ、座って会話していた境内のロケ地は、上記④と同じ「油日神社」です。西の鳥居に続く参道でした。
『ブラッサム』の聖地巡礼に行こう!
山口県岩国市には宇野千代の生家も残っており、ドラマのロケ地含め、聖地巡礼に一度山口まで足を運んでみてはいかがでしょうか?
ちなみに生家自体は、撮影の合間に葉野珠演じる石橋静河が一度訪問したようですが、ドラマのロケ地としては使用されていない模様です。




