インド映画の有名スター俳優12人紹介【妻/代表作/インスタ】

インド映画スター 映画

年間制作本数と映画館観客総数が世界一の映画大国インド。

日本でも、映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』の大ヒットがもたらした90年代のインドブームに続き、2022年の映画『RRR』が大きな話題をよび、再び熱い注目を集めています。

本記事では、そんなインド映画界を代表するスター俳優を12人選び、キャリアや私生活までなるべくわかりやすくご紹介したいと思います。

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インド映画「ボリウッド」とは?

明解なストーリー展開と美しい映像、歌とダンス、笑いと涙、アクションとロマンスが随所に盛り込まれた娯楽作品で、多くのファンがいるインド映画。

インド映画産業の中心地であるボンベイ(現在のムンバイ)とハリウッドをもじって「ボリウッド」として知られ、インド映画=ボリウッドとみなしている人もいますが、それは必ずしも正確ではありません。

インドは多言語国家。つまり、ヒンディー語映画がボリウッドにすぎず、テルグ語映画はトリウッド、タミル語映画はコリウッドなどと呼ばれているのです。かつては、ボリウッド作品が約半数を占めていましたが、2020-2021年の興行収入は、トリウッドが上回りました。

以下、紹介する12人も、ボリウッド、トリウッド、コリウッド、さまざまなバックグラウンドの俳優を選んでいます。



インド映画を代表する有名スター俳優12人を紹介

※順不同、また2023年8月現在の情報です。

①ラーム・チャラン(Ram Charan)

ラーム・チャランは、1985年3月27日、タミル・ナードゥ州マドラス(現在のチェンナイ)で、祖父、父とも俳優という芸能一家に生まれました。

2007年の映画『Chirutha』でいきなり主演俳優デビュー。さまざまな賞に輝き、2009年の『マガディーラ 勇者転生』はじめ、連続して主演作品をヒットさせ続けています。2022年の『RRR』で世界的な名声を確立。今や最もギャラの高い俳優の一人となりました。

私生活では、2012年に、大手病院チェーンの創業者の孫であり、自身も慈善団体の副会長および雑誌の編集長を務めるウパサナ・カミネリと結婚。2023年6月には第一子となる娘をもうけています。

②アーミル・カーン(Aamir Khan)

アーミル・カーンは、1965年3月14日、ムンバイのシーア派イスラム教徒の一家に生まれました。父も映画プロデューサー兼俳優でした。

子役としてキャリアをスタートさせ、1984年の映画『ホーリー祭』で正式デビュー。1988年には、『破滅から破滅へ』で初主演を果たしました。1999年には自身の映画会社を設立。第1作目の作品『ラガーン』は米アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされています。

2009年の『きっと、うまくいく』は、 インドアカデミー賞で史上最多16部門を独占したほか、世界的に大ヒットを記録しました。その後も2014年の『PK』、2016年の『ダンガル きっと、つよくなる』などで、インド映画の全世界歴代興行収入1位を自ら5度更新した、不動のスーパースターです。

私生活では、1987年にレーナー・ダッタと結婚し、一男一女をもうけますが2002年に離婚。2005年に『ラガーン』のADを務めていたキラン・ラオと再婚し、2011年には代理母出産を通じて次男をもうけましたが、こちらも2021年、離婚に終わりました。

③プラバース(Prabhas)

プラバースは、1979年10月23日生まれ、タミル・ナードゥ州マドラス(現在のチェンナイ)出身で、父も有名映画プロデューサーです。

2002年に『Eeswar』で主演映画デビュー。その後も立て続けにヒット作に主演し、一躍人気スターへと上り詰めました。中でも、2015年に主演した『バーフバリ 伝説誕生』はインド歴代4位の大ヒット作となったばかりか国際的にもヒット。2017年には後編の『バーフバリ 王の凱旋』も公開されました。

私生活では、映画『Billa』で共演した女優のアヌシュカ・シェッティ、同じく女優のクリティ・サノンらと交際の噂がありましたが、2023年8月現在も独身を貫いています。

④N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア(Nandamuri Taraka Rama Rao Jr.)

ナンダムーリ・ターラカ・ラーマ・ラオ・ジュニアは、1983年5月20日生まれ、アーンドラ・プラデーシュ州(現在のテランガーナ州)ハイデラバード出身。祖父は州首相もつとめた俳優のN・T・ラーマ・ラオ、父も俳優など、親族ともども芸能界と政界に縁の深い環境で育ちました。

1996年に子役としてスタートし、2001年には正式に俳優デビュー。2010年の映画『Brindavanam』によってスターとしての地位を確立したのち、2022年の『RRR』では、国際的な名声を得ました。母国では人気テレビ番組のホストとしても広く知られています。

私生活では、2011年に一般女性と結婚し、息子が2人います。

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⑤サルマン・カーン(Salman Khan)

サルマン・カーンは、1965年12月27日、マディヤ・プラデーシュ州インドール生まれ。父は有名脚本家兼俳優のサリム・カーンです。

1988年の映画で俳優デビューしたのち、翌年に公開された主演映画『Maine Pyar Kiya』が大ヒットし、一躍人気俳優となりました。1997年の『踊るツインズ』以降、『ダバング 大胆不敵』『タイガー 伝説のスパイ』『バジュランギおじさんと、小さな迷子』『プレーム兄貴、王になる』など、多くの主演映画が日本でも公開され、インド映画を代表する大スターとして、その人気をけん引してきました。

私生活では、多くの女優と浮名を流しつつ、独身を貫いています。2012年から、ルーマニア人女優のIulia Vânturと交際しているようです。

⑥ヴィジャイ(Vijay)

ヴィジャイは、1974年6月22日、タミル・ナードゥ州マドラス(現在のチェンナイ)において、映画監督の父、歌手の母の間に生まれました。

10歳のとき、父の作品で子役デビューしたのち、1992年の映画で主演デビュー。1996年の『Poove Unakkaga』が絶賛され、スターの地位を不動のものとしました。その後は、アクションを中心に数多くのヒット映画に主演し、カリスマ的人気を誇ります。日本でも公開された近年の作品には、2017年の『マジック』、2018年の『サルカール 1票の革命』、2021年の『マスター 先生が来る!』などがあります。

私生活では、1999年にスリランカ・タミル人のサンギータ・ソーナリンガムと結婚。2000年に息子、2005年に娘をもうけ、2人の子どもとは映画で共演も果たしています。



⑦シャー・ルク・カーン(Shah Rukh Khan)

シャー・ルク・カーンは、1965年11月2日、ニューデリーのイスラム教徒の一家の生まれ。1989年に放送された連続テレビドラマ『Fauji』で事実上のデビューを果たしました。

1981年に父、1991年に母を亡くしたことをきっかけに、映画界に進出。1992年の主演映画『ラジュー出世する』の大ヒット以後、数々の作品に出演して不動の人気を誇りました。同作は、1997年に日本でも公開され、『ムトゥ 踊るマハラジャ』とともにインド映画ブームのきっかけとなった作品です。

その後、『家族の四季 -愛すれど遠く離れて-』『DON -過去を消された男-』『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』『マイネーム・イズ・ハーン』『ブラフマーストラ』 など、多くの作品が日本でもコンスタントに公開。俳優の年収第1位に輝いたこともあります。

シャー・ルク・カーンは、アーミル・カーン、サルマン・カーンとあわせて「三大カーン」と呼ばれています。私生活では、1991年に映画プロデューサーのガウリー・チッバーと結婚し、子どもが3人います。

⑧リティク・ローシャン(Hrithik Roshan)

リティク・ローシャンは、1974年1月10日生まれ、ムンバイ出身。インド映画界では有名な芸能一家の生まれです。2000年に、父のラケシュ・ローシャンが監督を手掛けた映画で俳優デビューを果たし、以後もたびたび父の作品に出演してきました。

2003年には、インド映画初とも言われるSF映画『君を探してた』に主演し、数々の賞を受賞。スーパーヒーロー的なアクションスターとして大ブレイクを果たします。その後、2本の続編が製作されるなど、文字通り代表作となりました。その他、『バンバン!』や『WAR ウォー!!』といった作品で日本でも人気の高い俳優です。

ダンスのライブコンサートも積極的に行い、2002年には北米ツアーも成功させています。私生活では、2000年にデザイナーのスザンヌ・カーンと結婚し、息子を2人もうけましたが、2014年に離婚しました。

⑨ランヴィール・シン(Ranveer Singh)

ランヴィール・シンは、1985年7月6日、ムンバイ生まれ。他の俳優のように芸能一家の生まれでもなく、また若い頃はなかなかチャンスに恵まれずにいましたが、ようやくオーディションによって2010年の映画『Band Baaja Baaraat』の主役に抜擢されてデビュー。

新人俳優賞を受賞し、その後は話題作に出演を重ね、一歩一歩大スターの道を歩んできました。代表的な作品には、『ならず者たち』、『パドマーワト 女神の誕生』、『ガリーボーイ』などがあります。今や、インドを代表する高額ギャラの俳優です。

私生活では、2018年にモデル兼女優のディーピカー・パードゥコーンと結婚。彼自身も多くのブランドのアンバサダーを務めるファッション・アイコンとして知られています。

⑩アクシャイ・クマール(Akshay Kumar)

アクシャイ・クマールは、1967年9月9日生まれ、パンジャーブ州アムリトサル出身。父は軍人です。テコンドーなど武道の指導者から俳優に転身し、1991年の映画でデビューしました。その後は数多くの作品に出演し、1990年代を通して大スターへと上り詰めます。とりわけ、武道の能力を生かしてスタントも自らこなすタフぶりで知られ、「インドのジャッキー・チェン」との異名も持っています。

『ブラインド・ミッション』『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』など、2000年代以降は、多くの作品が日本でも公開。今や、映画会社を2つ所有するビジネスマンでもあります。

私生活では、2001年に、両親とも有名俳優のトゥインクル・カンナーと結婚し、1男1女をもうけています。

⑪ラジニカーント(Rajinikanth)

ラジニカーントは、1950年12月12日生まれ、マイソール州バンガロール(現在のカルナータカ州ベンガルール)出身。生まれは決して裕福ではなく、さまざまな職を転々としたのち、1975年の映画『世にも奇妙なラーガ』で俳優デビューしました。

その演技は絶賛されて数多くの作品に抜擢され、大スターとしての地位を確立します。日本では、1995年の映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』が1998年に公開され、一大インドブームを巻き起こすきっかけとなりました。

2010年代にも、映画『ロボット』とその続編が世界的にヒット。インド政府から名誉ある勲章を複数回授与されるなど、70歳を超えた今もインド映画界の重鎮として活躍しています。

私生活では、インタビューがきっかけで当時学生だったラタ・ランガチャーリーと1981年に結婚。娘が2人おり、長女アイシュワリヤーは俳優のダヌシュと結婚し、自身も映画監督として活躍しています。

⑫ヴァルン・ダワン(Varun Dhawan)

ヴァルン・ダワンは、1987年4月24日、ムンバイの恵まれた芸能一家に生まれました。父は映画監督のデヴィッド・ダワン、叔父は俳優のアニル・ダワンで、兄も映画監督として活躍しています。

2012年の映画『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』で俳優デビューすると、その演技が絶賛されます。2014年には、父の作品『ヒーローはつらいよ』に主演。その後も『復讐の町』など次々と出演作を大ヒットに導き、若手俳優の筆頭としての地位を築きました。

GQ India誌が選ぶ「インドで最も影響力がある若者50人」の一人、またForbes India誌が2018年にセレブトップ100の15位に選ぶなど、インド映画界を代表する若手スターです。私生活では、2021年に、長年交際していたファッションデザイナーのナターシャ・ダラールと結婚しました。



ハリウッドのスターより稼ぐインドのスターたち

以上、大御所から比較的若手まで、バリエーション豊かに12人を選んでご紹介しました。

俳優業のみならず、映画会社を所有するなど、さまざまなビジネスを手掛けるケースも多く、中にはハリウッドの大スターより稼ぐ人も少なくありません。

国家としても成長著しく、まもなく人口世界一となるインドですから、今後、映画界もさらなる国際的な飛躍が予想されます。

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