Netflixで世界配信され、記録的な大ヒット作となった韓国ドラマ『イカゲーム』。
人生に失敗した人々が高額の賞金を手にするため、命がけのサバイバルゲームを繰り広げる姿を描き、社会現象すら巻き起こしました。
ここでは、2023年6月に発表されたシーズン2の新キャストとともに、配信日など最新情報をご紹介したいと思います。
※2023年7月現在の情報です。
世界中で記録的ヒットとなったNetflixの『イカゲーム』
『イカゲーム』は、2021年9月にNetflixで配信されるや、最初の28日で1億1千百万人の視聴数と94か国でランキング1位を記録するなど、異例の大ヒット作となりました。
第79回ゴールデングローブ賞でオ・ヨンスが助演男優賞、また第74回プライムタイム・エミー賞ドラマ部門において、非英語圏の作品として初となるイ・ジョンジェの主演男優賞、ファン・ドンヒョクの監督賞はじめ6冠に輝きました。
全9話からなるシーズン1の各話ネタバレあらすじ、および謎解きと考察については、以下の2つの記事にわけて詳しく紹介しています。
2022年6月には、シーズン2更新を正式発表!続報が待たれていましたが、2023年6月、NetflixのイベントTUDUM2023において、ついに新キャスト紹介とともに、ティーザー予告が公表されました。
シーズン2のあらすじ・展開は?
ティーザー予告の中では、続投するキャストと新キャストそれぞれ4人ずつが紹介されるのみで、あらすじを推測できるものは何も盛り込まれていません。
新キャストの4人は、深刻な表情でゲームに参加する緑のボタンを押す形で登場し、つまり、シーズン2でもまた新しいサバイバルゲームが繰り広げられることを意味しているのでしょう。
ただ生き残った主要キャストが続投するということは、物語はシーズン1のラストに続く、事実上の続編であることは間違いありません。
シーズン1のラストにおいて、ギフンは飛行機搭乗直前にアメリカ行きを取りやめ、怒りとともにUターンするところで終わっており、彼の復讐劇が柱になるものと推測されます。
『イカゲーム』シーズン2のキャスト総勢16人を紹介!
【シーズン1からの続投キャスト】
続投キャスト4人の詳しいプロフィールについては、シーズン1のキャストを紹介をした以下の記事をご覧ください。
①ソン・ギフン(主人公)/イ・ジョンジェ
言うまでもなく、シーズン1の主人公がイ・ジョンジェ演じたソン・ギフンであり、どうやらそのままシーズン2でも主人公となる模様です。
上記で述べたとおり、シーズン1の最終話では、アメリカにいる娘に会うため、飛行機に搭乗しようとしたところで、なぜか急に断念するところで終わりました。その続きが描かれるものと思われます。
②ファン・イノ(フロントマン)/イ・ビョンホン
フロントマンは、最終話において、ゲームの黒幕だった老人イルナムの死を見届けたところで終わっています。イ・ビョンホンという大スターが演じていたことから、シーズン1のみの特別出演ではないかと思われましたが、シーズン2にも登場することが公表されました。
ギフンとの新たなゲームが繰り広げられるのでしょうか?
③ヤン・ボクナム(リクルーター)/コン・ユ
コン・ユが演じたリクルーターの男は、シーズン1が終わっても謎に満ちた存在のままでした。シーズン2に再登場するということは、その秘密が明らかになる可能性があります。
④ファン・ジュノ(警官)/ウィ・ハジュン
シーズン1の第8話において、ウィ・ハジュン演じる警察官のジュノは、兄であるフロントマンに撃たれ、断崖から海に落下しましたが、その生死は不明のままでした。
シーズン2に登場するということは、つまり、生きていたということになります。
【シーズン2からの新キャスト】
それぞれ役名は現時点では不明なため、判明し次第、また更なる追加キャストが公表され次第、随時追記していきたいと思います。
⑤チェ・スンヒョン(T.O.P)
BIGBANGの元メンバーT.O.Pことチェ・スンヒョンは、1987年11月4日、ソウル生まれ。親族に韓国を代表する抽象画家・金煥基がいるなど芸術的に恵まれた環境に育ちました。幼い頃からヒップホップに興味を持ち、中学のときにはラッパーとして活動をスタートします。2006年にK-POPグループ・BIGBANGのメンバーとしてデビューすると、世界中で人気を博しました。
同時に、本名チェ・スンヒョンの名で、俳優としても高い評価を得ます。話題をよんだ出演作には、2010年の映画『戦火の中へ』、ドラマから映画化もされた『IRIS アイリス』などがあります。
2017年2月に入隊。ところが、6月に大麻吸引で逮捕されて有罪判決を受けます。2022年4月、BIGBANGは新曲発表と同時に、T.O.Pの事務所退所を公表。メンバーとしての活動は継続するものとされていましたが、2023年5月31日、本人が正式にメンバー脱退を確認しました。また、2022年12月には、前澤友作の宇宙旅行プロジェクトdearMoonのクルーに抜擢され、話題をよんでいます。
⑥チョ・ユリ
IZ*ONEの元メンバーで知られるチョ・ユリは、2001年10月22日、釜山生まれ。オーディションを経て、2018年10月、期間限定の日韓合同グループ・IZ*ONEのメンバーとしてデビューしました。
2021年4月、IZ*ONE 解散と同時に、ソロとしての活動をスタート。10月にはデビューシングル「GLASSY」をリリースしました。女優としても、2022年には芸能高校を舞台にした学園ドラマ『MIMICUS』に主演し、アイドルグループのセンター役を演じて人気をよびました。
⑦パク・ギュヨン
パク・ギュヨンは、1993年7月27日、釜山生まれ。大学在学中に、大学の冊子の表紙に登場したところをスカウトされ、芸能界入りしました。
2016年にチョ・グォンの曲「Crosswalk」のMVに出演してデビュー。主な出演作には、Netflixで配信されているドラマ『サイコだけど大丈夫』の看護師ナム・ジュリ役、漫画原作の『Sweet Home -俺と世界の絶望-』のユン・ジス役、2023年6月にやはりNetflixで配信された主演ドラマ『セレブリティ』などがあります。
⑧イム・シワン
K-POPの男性グループZE:Aのメンバーであるイム・シワンは、1988年12月1日、釜山生まれです。ZE:Aとしてデビューしたのは2010年。以後、ボーカル担当として人気を博したほか、メンバー随一の演技力を持つ俳優としても目覚ましい活躍をみせます。
俳優デビュー作となった、2012年の大ヒットドラマ『太陽を抱く月』でいきなり注目。その他、主な出演作には、映画『弁護人』、主演映画『名もなき野良犬の輪舞』、日本漫画の韓国版映画『スマホを落としただけなのに』、主演ドラマ『ミセン~未生~』などがあります。
⑨カン・ハヌル
カン・ハヌルは、1990年2月21日、釜山出身。2006年、ミュージカル『天上の時計』で俳優デビューを果たし、その後は『スリルミー』などミュージカル俳優として活躍しました。
2010年代に入ると、『花ざかりの君たちへ』『ミセン-未生-』などのドラマ、またパク・ソジュンとW主演を務めた映画『ミッドナイト・ランナー』などでブレイクを果たします。兵役を経て、復帰作となった主演ドラマ『椿の花咲く頃』では、第56回百想芸術大賞男性最優秀演技賞を受賞するなど、人気と実力を兼ね備えた若手の地位を築きました。
2023年にはファンミーティングが開かれるなど、日本でも非常に高い人気を誇ります。
⑩パク・ソンフン
パク・ソンフンは、1985年2月18日、果川出身。2008年の映画『霜花店 運命、その愛』で俳優デビューし、2018年のホラー映画『コンジアム』やドラマ『たった一人の私の味方』などで注目を集めました。
その他出演作には、ドラマ『六龍が飛ぶ』や『恋の始まりは出馬から!?』、Netflixで配信されたドラマ『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』などがあります。
⑪ヤン・ドングン
ヤン・ドングンは、1979年6月1日、ソウル生まれ。ラッパー、シンガーソングライター、ダンサーの顔も持つ多才ぶりですが、俳優としては1987年に子役デビューした長いキャリアを誇ります。
主な出演作には、映画『風のファイター』『夜叉 容赦なき工作戦』『死なない夫』、また主演ドラマ『勝手にしやがれ』やNetflixドラマ『地獄が呼んでいる』などがあります。
私生活では、2013年に元女優のパク・ガラムと結婚し、二男一女をもうけています。2023年2月には、トルコ・シリア地震の支援のため1,000万ウォンを寄付するなど、慈善家としても知られています。
⑫カン・エシム
カン・エシムは、1963年2月28日生まれ。ソウル市立劇団に所属し、1981年に舞台デビューしました。以後、演劇やミュージカルを中心に数々の受賞歴、目覚ましいキャリアを誇る実力派女優として活躍しています。
また演技派として、数々の映画やドラマにも出演。主な出演作には、映画『オールドミス・ダイアリー』『シークレットラブ』『82年生まれ、キム・ジヨン』など、ドラマ『あなたに似た人』『ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です』『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』などがあります。
⑬イ・デイヴィッド
イ・デイヴィッド(ダウィットやダウィの表記もあり)は、1994年3月3日、仁川生まれ。幼くして芸能界入りし、2003年のドラマ『武人時代』で子役デビューしました。
以後、さまざまな映画やドラマに出演し、若くして長いキャリアを誇る俳優です。大ヒットしたNetflixドラマ『梨泰院クラス』では、主人公セロイの転校先の学生イ・ホジン役で登場しました。
その他出演作には、映画『高地戦』、ドラマ『九家の書~千年に一度の恋~』、オムニバスドラマ『SF8』第5話の主演などがあります。
⑭イ・ジヌク
イ・ジヌクは、1981年9月16日、忠北生まれ。モデルから転身し、2004年のドラマ『不良少女』で俳優デビューしました。出演作には、映画『怪しい彼女』『ビューティー・インサイド』『ハッピーニューイヤー』など、ドラマでは『ボイス』『Sweet Home -俺と世界の絶望-』などがあります。
私生活では、2007年から女優のチェ・ジウと交際していましたが2011年に破局しました。
⑮ノ・ジェウォン
ドラマ『田舎街ダイアリーズ』におけるユン・グンモ派出所巡査役で知られるノ・ジェウォン。これまで独立系の映画や舞台を中心に活動していたようで、それ以外、あまり詳しい情報はありません。
出演映画には、『ドライビングスクール』や『ユン・シネが消えた』などがあります。
⑯ウォン・ジアン
ウォン・ジアンは、1999年8月17日生まれ。2021年のドラマ『D.P -脱走兵追跡官-』でデビューしたばかりの新人女優です。
2022年放送のドラマ『あなたの願いを言えば』におけるチ・チャンウクの相手役で、人気を博しました。
『イカゲーム』シーズン2の配信日は?
2023年7月現在、配信日についての正式な発表は何もありません。
『イカゲーム』シーズン2に先立ち、2023年11月からは、全10話からなる予定の素人参加型リアリティ番組『イカゲーム:ザ・チャレンジ』が配信されることが決定しており、本家シーズン2の配信はそれが終了してからになるものと推測されます。
2022年、ファン・ドンヒョク監督は米Vanity Fair誌のインタビューの中で、早くて2023年末、おそらく2024年になると語っていますが、どうやら2024年中の配信が間違いなさそうです。