『犬神家の一族』1976年版キャスト20人のその後と現在【2023】

犬神家の一族1976キャスト 映画

横溝正史の原作小説を市川崑監督が映画化し、1976年に公開されるやセンセーションを巻き起こした角川映画『犬神家の一族』。

その後、何度も映像化されていますが、やはり1976年版を超える作品はありません。

本記事では、1976年版に出演した主要キャスト20人の略歴、映画のその後と現在についてご紹介します。まもなく50年が経とうとしていることもあり、多くの故人がいます。

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日本映画史に残る傑作1976年版『犬神家の一族』

原作は、横溝正史の「金田一耕助シリーズ」の一作として、1950年から1951年にかけて雑誌連載された同名推理小説。

2023年現在、映画化が3度、テレビドラマ化が8度なされているほか、舞台化や漫画化、ゲーム化まで含めると極めて多くの派生作品を生んでいますが、ここまで日本人の心の琴線に触れる物語も珍しいでしょう。

それはもちろん、横溝正史の作り上げた物語の秀逸さは当然のこととして、市川崑監督による1976版の映画の素晴らしさが、大きく寄与していることは間違いありません。

語るべき多くの要素がある作品ですが、ここでは、主要キャストに焦点を絞り、簡単なプロフィールと映画のその後・現在についてご紹介します。最後に、横溝正史や市川崑ら製作側についても触れたいと思います。



主要キャスト20人の略歴・その後と現在【故人含む】

1976年版の完成度が抜きんでている、一つの重要な理由は、絶妙なキャスティングと、昭和の役者たちの素晴らしさです。

その他の映像化作品で、複数の俳優たちが演じていますが、すべて二番煎じに感じられ、本キャストを超えた人は一人もいないのではないでしょうか?

2023年11月現在、20人のうち、残念ながら13人は故人です。

様々な俳優が演じてきた金田一耕助ですが、やはり石坂浩二のものが一番好きだと言う人は少なくないでしょう。実際、本作に続き、1977年の『悪魔の手毬唄』、1978年の『獄門島』と『女王蜂』、1979年の『病院坂の首縊りの家』、そして2006年のリメイク『犬神家の一族』と合計6作品に出演し、石坂浩二の「金田一耕助シリーズ」として知られています。

NHK大河ドラマ11作品を含む多くのテレビドラマ、『おはん』や『細雪』など市川崑監督映画などにもたびたび出演し、80代となった今も現役です。新しいところでは、『相棒』シリーズに甲斐峯秋役で出演中です。

私生活では、1971年に女優の浅丘ルリ子と結婚しましたが2000年に離婚。翌年に一般女性と再婚しています。プロ級の絵画はじめ多趣味で知られ、芸能界きってのインテリとしても知られています。

物語の鍵となる2人の人物、犬神佐清と青沼静馬を一人二役で演じたあおい輝彦は、1962年、アイドルグループ「ジャニーズ」のメンバーとしてデビュー。解散後は俳優として、『おやじ太鼓』など「木下恵介アワー」のドラマシリーズに出演し、一躍注目されました。以後、役者と歌手の両面で活躍しています。

歌手としては、本映画と同年にリリースした曲「あなただけを」が大ヒットを記録し、NHK紅白歌合戦にも出演。1988年から2000年まで、国民的時代劇『水戸黄門』の助さん役を演じました。

2021年まで、舞台「ABC座 ジャニーズ伝説」に映像出演していたことが近年の主な活動であり、近年は映画やドラマへの出演はあまりありません。2023年11月現在、75歳です。

犬神家の長女・松子を演じた高峰三枝子は、筑前琵琶奏者だった実父の急死を受け、生活のため松竹に入社。1936年の映画『母を尋ねて』で女優デビューしました。上原謙や佐野周二らの相手役として人気を博すと同時に、歌手としても主題歌等を歌って大ヒットさせます。「歌う映画女優」と呼ばれました。

戦後も長らく第一線の女優兼歌手として活躍し、本作の松子役は大絶賛されて、ブルーリボン賞助演女優賞を受賞しました。女優として、多くの映画やテレビドラマに出演したほか、フジテレビの人気ワイドナショー「3時のあなた」の司会を務めたり、国鉄の「フルムーン」のCMに出演したりして話題をよぶなど、多方面に渡る活躍をみせました。

私生活では、1946年に実業家の一般男性と結婚し、一男をもうけましたが1954年に離婚しています。脳梗塞で倒れ、1990年5月27日、71歳で死去しました。遺作映画は、同年の公開の『花の季節』です。

次女の竹子を演じた三条美紀は、俳優の佐藤円治を父に持ち、戦後、大映東京撮影所の経理として働いていたところ、幹部の目に留まります。1946年の映画『君かと思ひて』で女優デビューしました。

人気女優として、大映、そして東映に移籍、さらに本作あたりからは東宝の作品にも多数出演していたほか、60年代以降は数多くのテレビドラマに出演し続けました。

私生活は、謎に包まれており、70年代のドラマ『アテンションプリーズ』で人気を博した紀比呂子は実の娘ですが、父親が誰なのか、正式な結婚歴があるのかどうかなどは公表されていません。2015年4月9日、うっ血性心不全により、86歳で死去しました。

三女の梅子を演じた草笛光子は、1950年に松竹歌劇団(SKD)に入団後、1953年の松竹映画『純潔革命』で映画デビューしました。

SKD退団後は、テレビの音楽バラエティ「光子の窓」で人気を博したほか、多数の映画やドラマに出演。また、日本におけるミュージカルのパイオニアとして『ラ・マンチャの男』や『シカゴ』、その他数々の舞台に立っています。

2024年には主演映画『九十歳。何がめでたい』が公開予定など、2023年10月22日で満90歳を迎えた今も現役の大女優です。私生活では、1960年から1962年まで、作曲家の芥川也寸志と結婚していました。子どもはいません。

ちなみに、2006年のリメイク『犬神家の一族』には、お琴の師匠役で登場します。



竹子の夫で、犬神製糸東京支店長の寅之助を演じた金田龍之介は、子役からスタートした長いキャリアを誇る実力派バイプレーヤーです。

時代劇の悪役として人気を博したほか、NHK大河ドラマだけでも合計13作品に出演しています。舞台での活躍も目立ち、蜷川幸雄の作品やスーパー歌舞伎など様々なジャンルに及んでいます。

2009年3月31日、腎不全により80歳で死去。三男の金田拓三も、舞台俳優として活動していましたが、現在は引退しているようです。

竹子と寅之助の長男・佐武(すけたけ)を演じた地井武男は、1963年に俳優座養成所へ入所し、役者の道に進みました。1968年の岡本喜八監督作『斬る』で映画デビューしたのちは、さまざまな映画・ドラマに出演しました。

独特のキャラを生かし、80年代に入ってからは、バラエティ番組などでも活躍。中でも2006年から亡くなるまで6年間続いた『ちい散歩』は、その後の散歩番組の火付け役となりました。

私生活では、1974年に女優の真木沙織と結婚し、一女をもうけますが、2001年に死別。2004年に元モデルの女性と再婚しました。2012年6月29日、心不全により70歳で死去。『ちい散歩』の収録が最後の仕事になりました。

竹子と寅之助の長女・小夜子を演じた川口晶は、作家・劇作家の川口松太郎を父に、女優の三益愛子を母に、川口浩ら3人の兄弟も俳優と、絵に描いたような芸能一家に育ち、70年代を中心に多くのテレビドラマや映画に出演していました。

ところが、1978年、兄弟とともに大麻取締法違反に問われ、ほどなく芸能界を引退。現在は、本名の国重晶の名で陶芸家として活動しています。

梅子の夫で、犬神製糸神戸支店長の幸吉を演じた小林昭二は、劇団俳優座養成所の2期生として、1952年に『殺人容疑者』で映画デビューしました。

その後は、さまざまなジャンルの映画やテレビドラマに出演するようになり、中でも市川崑監督作の常連として、多くの「金田一耕助シリーズ」に登場しました。また、『ウルトラマン』や『仮面ライダー』、『ゴジラ』シリーズなど特撮ものでの活躍も忘れられません。

1996年8月27日、肺ガンにより65歳で死去しています。

梅子と幸吉の長男・佐智(すけとも)を演じた川口恒は、小夜子を演じた川口晶の実兄です。

既述の通り、1978年に、薬物所持使用で逮捕され、懲役10か月・執行猶予3年の有罪判決を受けます。その後は、俳優業を引退し、実業家に転身しました。

2011年より、父である川口松太郎の公式サイトを運営していましたが、2019年ごろを最後に更新されていないようです。



映画の冒頭で臨終を迎える犬神佐兵衛を演じたのは、日本映画を代表する名優・三國連太郎です。複雑な家庭に育ち、兵役を挟んでさまざまな職を転々としたあげく、1951年に木下恵介監督映画『善魔』で俳優デビューしました。

同作でいきなりブルーリボン新人賞を受賞し、注目されます。その後は、さまざまな映画やドラマで活躍し、文字通り、日本を代表する演技派として名声を確立しました。代表的な出演映画には『飢餓海峡』『復讐するは我にあり』『三たびの海峡』『息子』などあり、1988年から20年近く続いた「釣りバカ日誌」シリーズのスーさん役も有名です。

2013年4月14日、急性呼吸不全により90歳で死去。遺作は2012年の映画『わが母の記』です。私生活では4度の結婚歴があり、3度目の結婚でもうけた長男が、俳優の佐藤浩市です。親子は長らく確執を抱えていましたが、1996年の映画『美味しんぼ』で共演して以後、徐々に和解に至っていたようです。

本作のヒロインともいえる犬神家にひきとられた美女・野々宮珠世を演じた島田陽子は、中学1年のときに劇団若草に入団し、1970年のテレビドラマ『おさな妻』で女優デビュー。高視聴率を記録した翌年の『続・氷点』で一躍注目を集めました。

70年代は、本作を含む数々の映画・テレビドラマで清純派女優として活躍。1980年には、アメリカのテレビドラマ『将軍 SHŌGUN』でヒロインを演じてゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞し、「国際女優」とも呼ばれました。

しかし、1988年の映画『花園の迷宮』で共演した内田裕也との不倫スキャンダルが露呈し泥沼化したり、1996年には再び、照明ディレクターと不倫の末、略奪婚(2019年に離婚)をしたりで、なかなか役柄や代表作に恵まれることはありませんでした。

2022年7月25日、大腸がんによる多臓器不全により69歳で死去。晩年は借金問題など金銭トラブルを抱えており、遺骨の引き取り手もないまま、渋谷区によって荼毘にふされたことが報じられています。

佐兵衛の愛人にして静馬の母・菊乃を演じたのは、佳那晃子(当時の芸名は大関優子)です。1974年の映画『襤褸の旗』で女優デビュー。1980年の映画『ザ・ウーマン』以来、芸名を改めました。

濡れ場も厭わぬ妖艶な魅力で、『鬼龍院花子の生涯』や『陽暉楼』など五社英雄監督作品で強烈な印象を残すなど、めざましい活躍をみせます。

しかし私生活は波風が多く、1990年に放送作家の男性と不倫の末結婚しますが、バブル崩壊がきっかけで多額の借金苦に……。またネフローゼ症候群による闘病・一時休業のあと、2013年にはクモ膜下出血で昏睡状態となります。かろうじて命をとりとめ、現在は、夫に支えてもらいながら、闘病・リハビリを続けています。

珠世に献身的に仕える無骨な猿蔵を演じた寺田稔は、演劇を学ぶため留学していたドイツのミュンヘンにいた1968年、ミュージカル『ヘアー』の主要キャストに抜擢されて俳優デビュー。日本公演をきっかけに帰国し、その後、日本で活動するようになりました。

1970年には大麻取締法違反容疑で逮捕。1976年には劇団四季のミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』のユダ役が高い評価を得ましたが、その後の出演作品は決して多くはありません。

というのも、ドイツに住んでいたときに、『ヘアー』で共演したイギリス人歌手兼女優のマキシン・ナイチンゲールと結婚。1973年には一女をもうけ、ロンドンに暮らしたりしていました。マキシン・ナイチンゲールは、1975年にシングル「愛とは強いもの」をリリースし、世界的にヒットさせています。

2023年11月現在、82歳。2010年に、「HAIR 1969 TOKYO オリジナルキャストLIVE」に姿を見せて以来、表舞台での目立った活動はしていないようです。

犬神家の顧問弁護士で、金田一に捜査を依頼する古館を演じた小沢栄太郎は、1944年の俳優座創立メンバーであり、以後、看板俳優として活躍しました。

名バイプレーヤーとして、1988年4月23日、肺がんのため79歳で死去するまで、数多くの映画やテレビに出演。金田一耕助シリーズでは、『病院坂の首縊りの家』にも出演しています。

私生活は、最初の結婚で長男をもうけますが、1954年に妻が自死。山岡久乃らとの度重なる浮気が原因だったとも言われています。1974年には、37歳下の女性と再婚し、亡くなるまで添い遂げました。ちなみに、長男の小沢僥謳も劇作家・演出家として活動し、父に関する著作なども発表していましたが、1999年に61歳で病死しています。



短絡的でいつも早合点する橘警察署長を演じた加藤武は、早稲田大学在学中に今村昌平や北村和夫らと知り合い、学生演劇に参加。卒業後はいったん教職につくも、文学座研究所に入所し、本格的に俳優の道に進みました。

杉村春子に学び、以後、実力派として次第に認められるようになります。『蜘蛛巣城』や『隠し砦の三悪人』など黒澤明監督作8作品に抜擢されたほか、石坂浩二の「金田一耕助シリーズ」全6作品に、警察役で出演しました。

他には、NHK大河ドラマ10作品に出演、また『釣りバカ日誌』シリーズの秋山専務役も当たり役の一つです。

2015年7月31日、心疾患の発作で倒れ、86歳で死去しました。生涯、独身を貫き、2015年より文学座代表をつとめていたことで、後日、劇団葬が執り行われています。

犬神家とゆかりのある那須神社の神主・大山を演じた大滝秀治は、1950年の民藝創設に参加しましたが、裏方仕事ばかりの不遇の時代が長く続きます。1970年の舞台『審判』で初主演を果たし、45歳にして紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。これをきっかけに、俳優として役に恵まれるようになりました。

1976年には、本作のほか、『不毛地帯』『あにいもうと』にも出演し、ブルーリボン賞助演男優賞やキネマ旬報賞助演男優賞など数々の賞を受賞。1977年から8年間、『特捜最前線』で演じた船村刑事役も人気をよびました。また、石坂浩二の「金田一耕助シリーズ」には、全6作品に出演しています。

後年は、関根勤によるモノマネや、CMでのコミカルな演技などでも、人気を博しました。2012年10月2日、肺扁平上皮がんにより、87歳で死去。遺作映画は2012年の高倉健主演作『あなたへ』です。

盲目の琴の師匠を演じた岸田今日子は、文学座創設者の岸田國士を父に持ち、1950年に初舞台、1953年に『にごりえ』で映画デビューを果たしました。

三島由紀夫演出の舞台にたびたび抜擢され、独特の存在感を持つ舞台女優として非常に高い評価を得ます。映画やテレビドラマにも出演するようになりますが、1964年の初主演映画『砂の女』は、世界中で絶賛されました。

小津安二郎の映画『秋刀魚の味』、70年代に一世風靡したテレビドラマ『傷だらけの天使』、アニメ『ムーミン』、ドラマ『大奥』のナレーションなど、数々の作品で得難い特異な存在感を放ち続けました。

2006年12月17日、脳腫瘍による呼吸不全のため76歳で死去。私生活では、1954年に俳優の仲谷昇と結婚したものの、1978年に離婚しました。ちなみに、中谷は岸田の一か月前に死去しています。

金田一耕助と軽妙なやりとりを交わす那須ホテルの女中・はるを演じた坂口良子は、ミス・セブンティーン優勝をきっかけに、1972年、歌手デビューとドラマ『アイちゃんが行く!』で女優デビューを果たしました。

1975年の『前略おふくろ様』、1980年の『池中玄太80キロ』などでアイドル的な人気を博し、「金田一耕助シリーズ」も、本作に続き『獄門島』と『女王蜂』にも出演しています。

私生活では、1986年に不動産会社社長と結婚し、一男一女をもうけましたが、バブル崩壊により多額の借金を背負います。離婚後も、子育てしながら借金の返済にあたりました。2012年には、長く事実婚状態だったプロゴルファーの尾崎健夫と再婚。しかし、翌2013年3月27日、横行結腸癌および肺炎により57歳で死去しました。

娘の坂口杏里は、タレントとして親子共演などしていましたが、坂口の死から数年後にはタレント業を引退し、アダルトビデオ出演、恐喝未遂事件、キャバクラ勤務、トランス男性との結婚・離婚など、スキャンダル続きの生活を送っています。

謎の復員兵が宿泊する柏屋のぼけた亭主・久平を演じた三木のり平は、1950年の『無敵競輪王』で映画デビュー。喜劇役者として注目され、1956年に東宝と専属契約を交わすと、映画『のり平の三等亭主』で初主演を果たしました。

その後、森繁久彌、伴淳三郎、フランキー堺らと組んだ「社長シリーズ」や「駅前シリーズ」で絶大なる人気を博します。また、キャラクター・モデル兼声優をつとめた桃屋のCMも有名です。

1999年1月25日、肝腫瘍により74歳で死去。待合茶屋を営んでいた花柳界の母が、医学博士の妾だったという生い立ちが影響したのか、結婚して一男二女をもうけますが、家庭をかえりみず、妻の死後は、3人の子どもも家を出て、孤独な酒浸りの晩年を送っていたと言われています。



『犬神家の一族』製作側のその後を簡単に紹介!

以上、ご紹介した主要キャスト20人のうち、故人が13人もいるのは、なんとも寂しい限りです。(2023年11月現在)

最後に、出演者ではなく、製作側のその後を簡単にご紹介します。

那須ホテルの主人役でカメオ出演もしていた原作者の横溝正史は、本作の5年後、1981年12月28日、結腸ガンにより79歳で死去。東京都世田谷区成城にあった自宅の書斎は、山梨県山梨市の「横溝正史館」で、自筆原稿などゆかりな品々とともに一般公開されています。

監督の市川崑は、2008年2月13日、92歳で死去。『ビルマの竪琴』『野火』『おとうと』『東京オリンピック』など、世界的にも高い評価を得た作品は、50年代や60年代の作品が多く、1976年の本作を最後に、後年は商業・娯楽映画が多かったという声をもあります。2006年にセリフリメイクした『犬神家の一族』も、意味不明な試みとみる向きもあります。

『犬神家の一族』に続き、『人間の証明』『野性の証明』など、メディアミックスを繰り広げる角川商法で一時代を築いた角川春樹は、1993年に麻薬取締法違反などで逮捕され、社長の座を退きます。刑期を終えて出所後、現在は、角川春樹事務所代表取締役社長として、出版や映画製作に携わっています。

テーマ曲である日本映画を代表する名曲「愛のバラード」を作曲した大野雄二は、その後も『人間の証明』や『ルパン三世』など数多くの作品を手掛け、現役で活動しています。

『犬神家の一族』デジタル修復したUltra HD Blu-rayがおすすめ

角川映画45周年記念として、第1作めの『犬神家の一族』を4Kデジタル修復したUltra HD Blu-rayがリリースされました。

新しく撮影された「4Kデジタル修復の軌跡」、市川崑のブルーレイに収録されている「市川崑 映像の秘密」、2006年版コレクターズエディション収録の「検証『犬神家の一族』は、こうして作られた」「誕生! 金田一耕助」など、さまざまな特典映像がすべて収録された豪華版であり、保存版として、考察の材料として必見です。

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