70-80年代のアメリカTVドラマ25選・キャストのその後

アメリカンTVドラマ ドラマ

今や、NetflixやHulu、Amazonなどを利用し、上質でバラエティ豊かな海外ドラマが存分に視聴できる時代になりました。

しかし、ストリーミングサービスが普及する以前は、テレビ各局で頻繁にアメリカのテレビドラマが放送され、人気をよんでいたものです。

そこで本記事では、1970年代から80年代にかけて日本のテレビで放送された、懐かしいアメリカのテレビドラマを25作品、また主要キャストのその後など含め、ご紹介したいと思います。

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70年代・80年代に放送された懐かしいアメリカのTVドラマ25選紹介!

作品の簡単な内容や登場人物にくわえ、主要キャストのその後など近況(2026年6月現在)については「MEMO」欄に紹介しています。

放送期間はアメリカ国内におけるものです。

また、年代順ではなく順不同です。

1.『地上最強の美女たち!チャーリーズ・エンジェル』(Charlie’s Angels)

複数回にわたる映画化作品も大ヒットし、世界で最も有名なアメリカのTVドラマの一つと言って差し支えない『チャーリーズ・エンジェル』。チャーリー探偵事務所で働く美女探偵3人の活躍を描くドラマです。

サブリナ役のケイト・ジャクソン、ジル役のファラ・フォーセット、ケリー役のジャクリーン・スミスがオリジナルの3人ですが、その後もェリル・ラッド、シェリー・ハック、タニア・ロバーツとメンバーを入れ替えながらも、1976年から1981年の間、シーズン5まで製作されました。

顔がわからず謎めいたチャーリー、そして彼女たちの華麗な変装も毎回の楽しみでした。

2006年のエミー賞受賞式では、オリジナルの3人が久しぶりに揃ってステージに登場し、喝采を浴びました。
のべ6人のキャストの中で、ファラ・フォーセットがガンとの闘病の末、2009年に62歳で他界。タニア・ロバーツが2021年、尿路感染症により65歳で死去しています。

2.『ベガス』(VEGA$)

カジノが立ち並ぶラスベガスを舞台に、私立探偵のダン・タナーが仲間と協力し、さまざまな事件を解決していきます。1978年から1981年まで3つのシーズンが製作され、シーズン2は日本では『ベガスII 私立探偵ダン・タナー』のタイトルに変更されて放送されました。

主人公を演じたのはロバート・ユーリック。また、トニー・カーティスがカジノのオーナー役で出演していました。

ロバート・ユーリックは、本作のほか、『私立探偵スペンサー』でも主人公を演じるなど、日本でも人気の高い二枚目俳優でしたが、2002年に滑膜肉腫のため55歳の若さで他界しています。

3.『600万ドルの男』(The Six Million Dollar Man)

元宇宙飛行士のスティーブ・オースティンが、テスト飛行中の事故で瀕死の重傷を負います。600万ドルの大金をかけた、NASAによる改造手術でサイボーグの秘密エージェントとなった男の活躍を描きます。

主人公を演じたのはリー・メジャース。ドラマが放送されていた1973年から1978年当時は、ファラ・フォーセットの夫でもありました。

リー・メジャースは80代となった今も現役。2024年の映画『フォールガイ』にカメオ出演しました。

4.『こちらブルームーン探偵社』(Moonlighting)

経営難に陥った小さな探偵社を舞台に、オーナーである元モデルのマディ・ヘイズと、探偵のデビッド・アディスンが、さまざまな事件を解決していく姿を描いたミステリードラマです。1985年から1989年まで、5つのシーズンが放送されました。

2人のロマンス、コメディ、サスペンスなどさまざまな要素を織り交ぜた新しいスタイルで、異例の大ヒットを記録。アル・ジャロウが歌ったテーマ曲もヒットしています。

マディを演じたのはシビル・シェパード、そしてデビッドを演じたブルース・ウィルスは本作で大ブレイクを果たし、一躍世界的スターへと駆け上りました。

何度も映画化の企画が持ち上がるも、実現には至りませんでした。
ブルース・ウィルスは、2022年に失語症を発症して俳優業を引退。その後、認知症も患い、現在は家族に見守れながら穏やかな日常を過ごしているようです。

5.『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』(The Bionic Woman)

スカイダイビング中に起きた事故によって、瀕死の状態に陥ったプロテニスプレイヤーのジェミー・ソマーズ。バイオニック手術を施され、特殊な能力を持つサイボーグの秘密諜報員として生まれ変わったジェミーの活躍を描きます。

放送は1976年から1978年。3シーズンに渡って美しき最強ヒロインを演じたリンゼイ・ワグナーは、本作でエミー賞主演女優賞に輝きました。

もともと『600万ドルの男』に登場したキャラクターであり、あまりの人気からスピンオフ作品として製作されたものです。

リンゼイ・ワグナーは70代後半となった今も自然な美貌を保ち、マイペースで女優活動をしています。比較的新しいところでは、大ヒットドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』に出演しました。



6.『白バイ野郎ジョン&パンチ』(CHiPs)

「チップス」と略されるカリフォルニア・ハイウェイ・パトロールに所属する白バイ警察の活躍を描くドラマです。主人公のコンビ、ジョンをラリー・ウィルコックス、パンチをエリック・エストラーダが演じました。

ドラマでは絶妙な名コンビぶりでしたが、実生活においては不仲で知られており、1977年から1983年まで放送された全6シーズンの最終シーズンではラリー・ウィルコックスが降板。トム・ライリー扮するボビーが新しい相棒として迎えられました。

ウィルコックス、エストラーダともまだ現役で俳優活動をしています。エストラーダは、2017年の映画版『チップス 白バイ野郎ジョン&パンチ再起動!?』で30数年ぶりにパンチを演じました。

7.『トラック野郎!B・J』(B.J. and the Bear)

トラック運転手のBJことビリー・ジョー・マッケイと、相棒であるチンパンジーのベアの活躍を描いたドラマです。1979年から1981年まで第3シーズンまで放送されました。

ベトナム戦争帰りの正義漢BJを演じたグレッグ・エヴィガンの男らしい魅力はもちろん、チンパンジー離れしたベアの活躍ぶりがとてもキュートでした。

グレッグ・エヴィガンは70代となった今も、テレビ映画やドラマを中心に俳優として活躍しています。子どもが3人おり、ブリアナとヴァネッサという娘二人は女優、長男のジェイソンはミュージシャンです。

8.『ダラス』(Dallas)

石油で財を成したテキサスの大富豪ユーイング一族の、激しい権力争いと家族の愛憎劇を描いた一大ソープオペラです。1978年から1991年までパイロット版含めて合計14シーズンが放送され、最高視聴率53.3%を記録するなど、全米を熱狂の渦に巻き込みました。

クリフハンガー方式という、視聴者を次のシーズンに引き付ける演出方法を最初に取り入れたドラマでもあります。

全米ドラマ史に残る作品にも関わらず、日本ではそれほど大きな話題にもなりませんでしたが、その後もケーブル放送でたびたび再放送がなされたりするなど、さすが根強い人気を誇ります。

冷酷な主人公ジョン・ロス・ユーイングを演じたラリー・ハグマンは、2012年に81歳で他界しています。
ユーイング一族のその後を描いた続編が2012年から2014年まで3シーズンに渡って放送されました。

9.『レストランは大騒ぎ!』(It’s a Living)

ロスアンゼルスに実在するボナベンチャー・ホテル内にある設定の展望レストランを舞台に、個性あふれるウエイトレスたちが織りなす人間模様を描いたシットコム・ドラマです。1980年から1982年まで第6シーズンまで放送されました。

店長のナンシーをマリアン・マーサー、ウエイトレスたちをスーザン・サリヴァン、ゲイル・エドワーズ、ウェンディ・スカール、アン・ジリアンらが、また、ちょっとおバカな専属ピアニストのソニーを演じたポール・クレッペルも人気がありました。

ユニークなガラス張り円筒状の建物で当時最先端のホテルだったボナベンチャー・ホテルは、「ウェスティン・ボナベンチャー・ホテル&スイーツ」と名を変え、今も営業を続けています。

10.『探偵ハート&ハート』(Hart to Hart)

ロサンゼルスに暮らす大富豪のハート夫妻が、ボランティアの探偵として事件の解決に挑む姿を描いた異色ドラマです。ダンディな夫のジョナサンをロバート・ワグナー、美しい妻のジェニファーをステファニー・パワーズが演じました。

製作・企画にあたったのは、世界的ベストセラー作家でもあるシドニー・シェルダン。人気シリーズとなり1979年から1984年の間、第5シーズンまで製作されています。

ワグナーの妻だった女優のナタリー・ウッドが不審死を遂げたのは、まさに本ドラマのシーズン3が全米で放送されていたタイミングでした。

ステファニー・パワーズは今だ現役で、2026年には人気ドラマ『ザ・ルーキー 40歳の新米ポリス!?』に出演しました。ロバート・ワグナーは、2026年2月の誕生日でめでたく96歳です。



11.『ジェシカおばさんの事件簿』(Murder, She Wrote)

アンジェラ・ランズベリー扮する初老の女性推理小説家ジェシカ・フレッチャーが、さまざまな難事件を解決していくミステリードラマです。1984年から12年に渡ってシーズン12まで放送されたほか、スペシャルドラマも何度か製作されています。

映画・舞台で多くの受賞歴がある、イギリスが誇る大女優アンジェラ・ランズベリーの、独特の個性が本作最大の魅力であることは言うまでもありません。本ドラマでもゴールデングローブ賞主演女優賞に輝いています。

アンジェラ・ランズベリーは 、2022年10月11日、96歳で他界しました。遺作は、2022年の映画 『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』です。
オクタヴィア・スペンサー主演でリブート作品が企画されましたが、実現に至っていません。

12.『L.A.ロー 七人の弁護士』(L.A. Law)

1986年から1994年の間、シーズン8まで製作され大ヒットした法廷ドラマです。ロサンゼルスにある「マッケンジー&ブラックマン法律事務所」に属する7人の弁護士たちの活躍を描いており、黒澤明の『七人の侍』が元アイデアになっています。

4度の作品賞含め、エミー賞をトータル15回受賞するなど、社会派ドラマとしても非常に高い評価を得ました。

主要キャストのうち、経営者であるリーランド・マッケンジーを演じたリチャード・ダイサートは、2015年に86歳で他界しています。

13.『特捜刑事マイアミ・バイス』(Miami Vice)

マイアミのメトロ・デイド警察風俗取締班に所属する2人の捜査官の活躍を描き、一世を風靡した大ヒットドラマです。1984年から1989年まで、全5シーズンが放送されました。

アルマーニなど高級ブランドを颯爽と着こなし、スポーツカーを乗り回すという派手なキャラクター、そして最新ヒット曲をふんだんに取り入れたスタイリッシュな演出で、社会現象を巻き起こしました。

主人公の2人、ソニー・クロケット刑事をドン・ジョンソン、リカルド・タブス刑事をフィリップ・マイケル・トーマスが演じて大ブレイクを果たしたほか、毎回豪華なゲストも出演して話題になりました。

ドラマと同じく、実生活の2人も派手なプライベートで知られています。ドン・ジョンソンは5度の結婚、フィリップ・マイケル・トーマスも4度の結婚で11人の子どもがいます。
ドン・ジョンソンの最近の出演作には映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』があります。

14.『女刑事キャグニー&レイシー』(Cagney & Lacey)

ニューヨーク市警察第14分署に所属する2人の女刑事キャグニーとレイシーの活躍、そして職場や家族の人間模様を描いた刑事ドラマです。1982年から1988年まで7シーズンが放送されました。

既婚で2人の子持ちであるメリー・ベス・レイシー刑事をタイン・デイリー、独身のクリス・キャグニー刑事をメグ・フォスター(シーズン1)とシャロン・グレス(シーズン2以降)が演じました。

本作でエミー賞主演女優賞に輝いたタイン・デイリーは、『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』や『モダン・ファミリー』など、話題のドラマに出演する実力派女優として今も現役で活躍しています。

15.『ロックフォードの事件メモ』(The Rockford Files)

Mill Creek Entertainment
ロックフォードの事件メモ

マリブ・ビーチにあるトレーラーハウスに暮らし、無実の罪で5年間服役した過去を持つ異色の私立探偵ジム・ロックフォードの活躍を描きます。1974年から1980年まで、6シーズンが放送されました。

なんといっても、主人公を演じたジェームズ・ガーナーのとぼけたキャラクターが魅力。本作でエミー賞主演男優賞を受賞しています。

ジェームズ・ガーナーは、さまざまな作品で多くの受賞歴を持つ名優として活躍をつづけましたが、2014年に86歳で他界しました。ジーナ・ローランズと共演した2004年の映画『きみに読む物語』も秀作です。



16.『アーノルド坊やは人気者』(Diff’rent Strokes)

母の死をきっかけに、兄とともに裕福な白人一家の養子となった黒人の少年アーノルドを軸に、家族に巻き起こるさまざまな騒動を描いたシットコム・ドラマです。

陽気で口が達者な主人公のアーノルド・ジャクソンを演じたのはゲーリー・コールマン。1話30分ですが、1978年から1986年まで合計8シーズンが製作され、大ヒットを記録しました。

本作のヒットにより、ゲーリー・コールマンは高額ギャラの子役スターとなりましたが、その後は自己破産やさまざまな病気を患うなど波乱の半生を送ります。2010年に42歳の若さで他界しました。

17.『ダイナスティ』(Dynasty)

コロラド州デンバーを舞台に、大富豪一家に渦巻くどろどろの愛憎劇を描いた壮大なメロドラマです。

1981年から1989年まで全9シーズンに渡って製作される大ヒットドラマとなり、『ダラス』と並び称されるソープオペラの傑作に位置づけられています。

キャリントン家の当主ブレイクをジョン・フォーサイス、前妻をジョーン・コリンズ、今の妻をリンダ・エヴァンスが演じています。その他、ロック・ハドソンヘルムート・バーガー、アリ・マッグローらゲスト陣も信じられないほど豪華でした。

2017年には舞台を現代に移したリメイクが製作され、Netflixで配信されています。

18.『特攻野郎Aチーム』(The A-Team)

かつてアメリカ陸軍のコマンド部隊にいた個性的な4人組「Aチーム」が、各地を転々としながらさまざまな悪党と闘う姿を描いたアクションドラマです。1983年から1987年まで、5つのシーズンが放送されました。

「ハンニバル」ことリーダーのジョン・スミスをジョージ・ペパード、「フェイスマン」をダーク・ベネディクト、「B.A.」をプロレスラーでもあったミスター・T、「クレイジーモンキー」をドワイト・シュルツが演じました。

ジョージ・ペパードは1994年に65歳で他界しています。
2010年には『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』として映画化され、リアム・ニーソンやブラッドリー・クーパーが出演しました。ダーク・ベネディクトとドワイト・シュルツが別の役柄で特別出演しています。

19.『大草原の小さな家』(Little House on the Prairie)

19世紀終盤の西部開拓時代を舞台に、ミネソタ州ウォルナットグローブに暮らすインガルス一家の愛と成長を描いた家族ドラマです。1974年から1983年まで、9シーズンにわたって放送されたほか、スペシャル版も数度製作されました。

ローラ・インガルス・ワイルダーの半自叙伝が原作になっており、ローラをメリッサ・ギルバード、父をマイケル・ランドン、母をカレン・グラッスル、姉をメリッサ・スー・アンダーソンが演じています。

日本でもNHKの土曜夕方から放送され、幅広い層から高視聴率を誇りました。

マイケル・ランドンは1991年に54歳で他界しました。
メリッサ・ギルバードは、アルコールやドラッグ中毒になったり、下院議員に立候補を宣言したのち病気を理由に撤退表明したりするなど、なかなか波乱の多い半生を送っています。
2026年7月には、Netflixよりリブート版『大草原の小さな家』が配信されました。

20.『ファミリータイズ』(Family Ties)

80年代アメリカの世相を凝縮したような、キートン一家の面々に巻き起こる騒動をコミカルに描いたシットコムです。1982年から1989年まで全7シーズンに渡るヒットドラマとなりました。

リベラルな両親に対し、共和党を支持する保守的な長男アレックスを演じたマイケル・J・フォックスは、3年連続エミー賞主演男優賞を受賞し、一躍スターの仲間入りを果たしました。

トム・ハンクスジーナ・デイヴィス、リバー・フェニックスら、当時はまだあまり有名ではなかったスターが多数出演しているほか、テーマ曲に起用されたビリー・ヴェラ&ザ・ビーターズの「アット・ディス・モーメント」も全米ナンバー1ヒットを記録しました。

その後、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で世界的大スターとなったマイケル・J・フォックスは、30歳のとき、パーキンソン病と診断され、俳優活動と並行して闘病を続けています。



21.『刑事コロンボ』(Columbo)

アメリカNBCで1968年、そして1971年から1978年まで計45作が放送された『刑事コロンボ』は、演じたピーター・フォークの愛すべきおとぼけキャラと合わせ、世界各国で大ヒットしたサスペンス・謎解きドラマです。その後、ABCにおいて新シリーズが1989年から2003年まで計24作放送。もちろん日本でも両シリーズ放送され、大ヒットしました。

ドラマの冒頭で、完全犯罪をもくろむ犯行を見せ、それをさまざまなヒントや見落としを手掛かりに、コロンボが謎解きをしていくというスタイルで、毎回豪華なスターが犯人役で登場するのも見どころでした。

コロンボ役がライフワークとなったピーター・フォークは、親日家でも知られ、サントリーなどのCMに登場するなど、日本でも抜群の人気を誇りました。ちなみに、ドラマ『古畑任三郎」は本作の構成に倣っています。

右の義眼がチャームポイントでもあったピーター・フォークは、晩年、アルツハイマー病を発症し、2011年6月23日、83歳で亡くなりました。

22.『刑事スタスキー&ハッチ』(Starsky and Hutch)

1975年から1979年まで、4つのシーズンに渡って放送された、タイプの違う刑事コンビの活躍と友情を描いた刑事ドラマです。

フォード・グラン・トリノを乗り回す、黒髪ユダヤ系の「スタスキー」ことデイビッド・マイケル・スタスキーをポール・マイケル・グレイザー、金髪のイケメンである「ハッチ」ことケネス・ハッチンソンをデヴィッド・ソウルが演じ、二人を一躍人気スターへと押し上げました。ちなみに、日本放送の吹替え版では、スタスキーを下條アトム、ハッチを高岡健二が担当しています。

2004年にはベン・スティラーとオーウェン・ウィルソンの新キャストによるリメイク映画が公開。オリジナルの2人もカメオ出演しました。

2度の結婚・離婚歴があるポール・マイケル・グレイザーですが、1980年に結婚した最初の妻は、輸血によりHIVに感染。それを知らずにもうけた二人の子もHIVに感染が発覚。その後、妻と長女をAIDSによって亡くすという悲劇を経験しました。
歌手としても複数のヒット曲を持っていたデヴィッド・ソウルは、慢性閉塞性肺疾患とガンで片肺を切除しましたが、2024年1月4日、80歳で死去しました。

23.『アメリカン・ヒーロー』(The Greatest American Hero)

偶然遭遇したUFOからスーパースーツを与えられ、不器用ながらスーパーヒーローとして活躍することになる冴えない高校教師の姿を描いたコメディドラマです。1981年から1983年まで3シーズンに渡って放送されました。

主人公ラルフを映画『キャリー』や『ビッグ・ウェンズデー』で人気スターとなったウィリアム・カット、ラルフの相棒となるFBI捜査官をロバート・カルプ、ラルフの恋人で弁護士のパムをコニー・セレッカが演じました。それぞれを吹き替えた富山敬、小林修、戸田恵子と声優陣も豪華です。

ジョーイ・スキャベリーが歌った主題歌「グレイテスト・アメリカン・ヒーローのテーマ」も大ヒットしました。

ウィリアム・カットは、今も様々なドラマや映画に出演し現役で活躍。ロバート・カルプは、2010年3月24日、心臓発作により79歳で死去しました。コニー・セレッカはテレビを中心にマイペースで女優活動を継続しているようです。

24.『刑事コジャック』(KOJAK)

上記21の『刑事コロンボ』に対抗し、アメリカCBSで1973年から1978年まで放送された刑事ドラマが『刑事コジャック』でした。期待通りこちらも世界各国で大ヒットし、『刑事コロンボ』と並び称される二大刑事ドラマとなりました。

ドラマの最大の魅力はなんといっても、スキンヘッドの独特の容姿と硬派な内面をもった主人公、NY市警察マンハッタンサウス分署のセオドポラス・コジャック警部補を演じたテリー・サバラス

森山周一郎の吹き替えも素晴らしく、テリー・サバラス本人が絶賛。日本における大人気の一因となりました。

テリー・サバラスは、1994年1月22日、前立腺癌により72歳で死去しています。森山周一郎も、2021年2月8日、肺炎により86歳で亡くなっています。

25.『私立探偵マグナム』(Magnum P.I.)

1980年から1988年まで、8つのシーズン全164話が放送された放映されたドラマが『私立探偵マグナム』であり、主人公を演じたトム・セレックを、一躍世界的大スターへと押し上げました。

ベトナム戦争に従軍した元海軍士官のトーマス・マグナムが、ハワイのオアフ島で私立探偵に……。大富豪のゲストハウスに暮らし、赤いフェラーリを乗り回すトム・セレックの野性味溢れる魅力と同時に、ハワイという絶好のロケーションも見どころでした。

2018年から2024年まで、ジェイ・ヘルナンデス主演によるリブート版ドラマが5つのシーズンに渡って放送されました。

『レイダーズ』シリーズのインディアナ・ジョーンズ役はもともとトム・セレックが演じるはずが、『私立探偵マグナム』の撮影と重なり断念。その結果、ハリソン・フォードに役が回ったことは有名なエピソードです。
トム・セレックは80代となった今も変わらぬ色気を持つ俳優として活動。私生活では、1971年にモデルのジャクリーン・レイと結婚し、一男をもうけましたが1982年に離婚。1987年に女優のジリー・マックと再婚し、一女をもうけています。



DVDなどで再び観直したい70年代・80年代のアメリカTVドラマ

当時は、NetflixやHuluといったストリーミングサービスなどなく、また韓流ドラマも放送されておらず、今とはまったく状況が異なっていました。

それゆえ、年代問わず多くの視聴者に愛されたドラマも多数あります。また、こうして25作を並べてみると、刑事もの・探偵ものが非常に多いことに気づきます。

DVD・BD化される作品も増えています。懐かしいと感じる人も、一度も観たことがない人も、あらためて鑑賞してみてはいかがでしょうか?

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