【訃報2022】日本で有名な海外映画スター12人の素顔/代表作

訃報2022 映画

2022年も多くの海外映画スターの訃報が伝わってきました。

そうした方々の中から、特に日本でも知名度の高いスターを12人選び、プロフィールなど素顔、代表作や遺作、死因などについて詳しくご紹介したいと思います。

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2022年に死去した海外映画スター12人<死因・素顔・代表作>

死去された日時の順に並んでいます。

1/6:シドニー・ポアチエ(94歳)

シドニー・ポワチエは、1963年の『野のユリ』で、黒人俳優として史上初となるアカデミー主演男優賞、ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞した先駆者であり、映画界における黒人俳優の地位向上に貢献した立役者でもありました。

その他代表作には、1967年の『夜の大捜査線』や『招かれざる客』などがあります。後年はドラマ『マンデラとデクラーク』などテレビドラマにも多く出演しました。2001年にアカデミー名誉賞、2009年にオバマ大統領から大統領自由勲章を授与されています。

2022年1月6日、ビバリーヒルズの自宅において94歳で死去。死因は、アルツハイマー病と前立腺ガンに伴う心肺機能不全と発表されています。二度の結婚で、子どもは合わせて6人います。

3/13:ウィリアム・ハート(71歳)

1985年の『蜘蛛女のキス』でアカデミー主演男優賞とカンヌ国際映画祭男優賞をW受賞したほか、 その後も『愛は静けさの中に』『ブロードキャスト・ニュース』『偶然の旅行者』と立て続けに話題作に出演し、当代きっての実力派俳優として高い評価を得たウィリアム・ハート

2000年代以降も『アベンチャーズ』シリーズの米国務長官役など、多岐にわたる作品でさすがの存在感を発揮していましたが、2022年3月13日、前立腺がんの合併症により71歳で死去しました。AppleTV+のドラマ『神話クエスト:レイヴンズ・バンケット』、また声優として参加したアニメシリーズ『パンテオン』が、事実上の遺作にあたります。

恋多き男として知られ、女優のメアリー・ベス・ハート、マーリー・マトリン、サンドリーヌ・ボネールら多くの女性たちと、結婚(二度)、事実婚などを繰り返しました。子どもは4人います。

4/21:ジャック・ペラン(80歳)

1967年の『ロシュフォールの恋人たち』や2004年の『コーラス』など映画出演のみならず、アカデミー外国映画賞を受賞した1969年の『Z』や1995年の『リュミエールの子供たち』など、映画製作者としても高い評価を得ていたフランス人俳優のジャック・ペラン

しかし、とりわけ日本にはおいては1988年の『ニュー・シネマ・パラダイス』で演じた大人となった主人公サルヴァトーレ役が最も有名でしょう。

最初の結婚で一男、二度目の結婚で二男をもうけ、子どもは3人います。2022年4月21日、80歳で死去したことが家族により発表されました。死因は公表されていません。

5/26:レイ・リオッタ(67歳)

1989年の『フィールド・オブ・ドリームス』、1990年の『グッドフェローズ』、2001年の『ハンニバル』はじめ、近年でも『マリッジ・ストーリー』、2022年配信のドラマ『ブラック・バード』などで強烈な個性を放つ名バイプレーヤーとして活躍したレイ・リオッタは、2022年5月26日、映画『Dangerous Waters』の撮影で滞在中だったドミニカ共和国で就寝中に死去しました。67歳。死因は不明です。

私生活では、1997年に女優のミシェル・グレースと結婚し一女をもうけましたが2004年に離婚。死去したときは一般女性と婚約中でした。

6/17:ジャン=ルイ・トランティニャン(91歳)

カンヌ国際映画祭グランプリに輝いた1966年の映画『男と女』により、日本でも多くのファンがいるジャン=ルイ・トランティニャン。それ以降も、1970年の『暗殺の森』、1973年の『離愁』、1994年の『トリコロール/赤の愛』(1994年)など数々の名作に出演してきました。

2012年の『愛、アムール』(2012年)は、カンヌでパルム・ドールを受賞したほか、彼自身も多くの賞に輝きました。最後の作品は、2019年の『男と女 人生最良の日々』であり、『男と女』の2作目の続編です。

2022年6月17日、 91歳で死去。以前より前立腺がんを患っていましたが、医学的治療を求めず、フランスの自宅で静かに亡くなりました。結婚は三度しており、二度目の結婚のときに一男二女をもうけていますが、次女は幼くして亡くなり、女優となった長女のマリー・トランティニャンも恋人の暴行により2003年に急死しています。

7/6:ジェームズ・カーン(82歳)

アカデミー助演男優賞候補となった1972年の『ゴッドファーザー』で一躍注目されたジェームズ・カーン。その後も、『ファニー・レディ』『遠すぎた橋』『ミザリー』『フォー・ザ・ボーイズ』など多くの映画・ドラマで、タフなアメリカン・ガイぶりを生かした個性を発揮してきました。

2022年7月6日、心臓発作により82歳で死去。フランシス・フォード・コッポラ、アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、バーブラ・ストライサンドらそうそうたる顔ぶれが哀悼のコメントを発表しました。遺作は2021年の映画『Queen Bees』です。

4度の結婚・離婚歴があり、全部で5人いる子どもの一人スコット・カーンは、『オーシャンズ』シリーズにも出演している俳優です。

8/8:オリビア・ニュートン・ジョン(73歳)

日本でも多くのファンを抱えるオリビア・ニュートン・ジョンの訃報は、大きな衝撃をもって報道されました。歌手として70年代から80年代半ばの数々のヒット曲はもちろん、1978年の映画『グリース』、1980年の映画『ザナドゥ』など映画出演でも絶大なる人気を誇りました。

かねてから環境保護活動などに熱心に取り組んでいましたが、1992年には乳がんを公表し、その後はがん治療の啓蒙活動にも関わっていました。来日公演も多く、2021年には、旭日小綬章が授与されています。

がんの転移・再発と闘いながら活動していましたが、2022年8月8日、カリフォルニアのサンタ・イネス・バレーにある自宅で死去。73歳。私生活では、1984年に俳優のマット・ラッタンジーと結婚しましたが1995年に離婚。2008年に企業家の一般男性と再婚し、添い遂げました。最初の結婚でもうけた娘クロエ・ラッタンジーも母同様、歌手兼女優として活動しています。



8/11:アン・ヘッシュ(53歳)

1987年にスタートした人気ドラマ『アナザーワールド』で俳優デビューし、いきなりエミー賞を受賞するなど一躍注目されたアン・ヘッシュ。1997年の『フェイク』『ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ』や翌年の『6デイズ/7ナイツ』などの映画、またテレビの両方で活躍する人気女優となりました。1998年にはPeople誌が選ぶ世界の美女50人の一人に選出されています。

プライベートではバイセクシャルを公言し、人気司会者のエレン・デジェネレスと交際歴があるほか、最初の結婚で一男、その後、俳優のジェムーズ・タッパーとの交際で一男をもうけています。また、2001年には、貧しい生い立ちやAIDSで死去した父からの性的虐待、兄の交通事故死などを綴った自叙伝『Call Me Crazy』を発表しベストセラーとなっています。

2022年8月5日、ロサンゼルスで車を運転中に住宅に突っ込んで炎上。11日に脳死判定されました。生前に執筆を終えていた2作目の自叙伝『Call Me Anne』が2023年1月に発表されました。

9/23:ルイーズ・フレッチャー(88歳)

ルイーズ・フレッチャーと言うと、なんといっても1975年の映画『カッコーの巣の上で』が代表作です。精神病院の冷酷な婦長ラチェッドを演じ、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞の主演女優賞を独占しました。後にNetflixドラマ『ラチェッド』の元ネタになったほど、強烈な役柄でした。

その後、映画では『エクソシスト2』や『炎の少女チャーリー』などがありますが、むしろテレビでの活躍が多く、主な出演作には、『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』、エミー賞にノミネートされた『ピケット・フェンス』などがあります。遺作は、2017年にNetflixで配信された『Girlbossガールボス』で演じたロージー役です。

2022年9月23日、フランスの自宅にて88歳で死去しました。私生活では1960年から78年までプロデューサーの男性と結婚歴があり、子どもが2人います。

10/11:アンジェラ・ランズベリー(96歳)

歌手から俳優に転身した1944年の『ガス燈』と翌年の『ドリアン・グレイの肖像』で、いきなりアカデミー助演女優賞に連続ノミネート、一方、『ジプシー』『スウィーニー・トッド』などでトニー賞ミュージカル主演女優賞を4度受賞するなど、輝かしいキャリアを誇るアンジェラ・ランズベリー

もちろん、日本でも人気を博した1984年から1996年まで放送のドラマシリーズ『ジェシカおばさんの事件簿』は言うまでもなく代表作の一つでしょう。2013年にはアカデミー名誉賞、2014年には、エリザベス女王より大英帝国勲章デイム・コマンダーを授与されました。

2022年10月11日、ロサンゼルスの自宅で就寝中に死去しました。96歳。1945年に俳優のリチャード・クロムウェルと結婚しましたが1年で離婚。1949年に俳優のピーター・ショウと再婚し、2003年に死別しています。子どもは2人います。

11/25:アイリーン・キャラ(63歳)

アイリーン・キャラといえば、1980年の『フェーム』と1983年の『フラッシュダンス』の両主題歌を世界的大ヒットに導き、2度のアカデミー歌曲賞や、グラミー賞最優秀女性歌唱賞などに輝いた歌手として有名ですが、俳優としても上記『フェーム』はもちろん、1982年の『シスター・シスター』など複数の映画、ドラマ、ミュージカルなどに出演歴があります。

ところが、1985年、『フラッシュダンス』と2枚のソロアルバムに対する印税が異様に低くかったことでレコード会社を提訴。1993年に勝訴しましたが、裁判のドタバタ劇によりキャリアは著しく低迷しました。

2000年代に入ってテレビ出演なども徐々に増え、バンドを組んで2011年にはおよそ25年ぶりのニューアルバムをリリースしていました。2022年11月25日、フロリダの自宅で63歳で死去。死因は高血圧とアテローム性動脈硬化だったことが後日公表されています。私生活では映画監督と1986年に結婚しましたが1991年に離婚しています。

12/5:カーティス・アレイ(71歳)

1987年から1993年まで出演し、ゴールデングローブ賞とエミー賞を受賞した大ヒットコメディドラマ『チアーズ』、そしてジョン・トラボルタと共演した1989年の映画『ベイビー・トーク』などで、絶大なる人気を誇ったカーティス・アレイ。1994年には映画『David’s Mother』で2度目のエミー賞を受賞したほか、1997年から2001年までドラマ『ヴェロニカ’s クローゼット』に主演しました。

キャリアとは別に、大幅なダイエットに成功したり、薬物中毒からの更生をきっかけに「サイエントロジー」に入信したりなど、さまざまな話題の多かった女優です。70年代に一度結婚歴があり、1983年に俳優のパーカー・スティーヴンソンと再婚。2人の養子を迎えていますが、1997年に離婚に終わっています。

2022年12月5日、大腸がんにより71歳で死去しました。2000年より亡くなるまでフロリダに在住していました。



映画監督の名匠3人も死去

映画監督では、『ラスト・ショー』や『ペーパー・ムーン』で知られるピーター・ボグダノヴィッチが、2022年1月6日、82歳で死去。

『ディーバ』『ベティ・ブルー』で知られるフランスの鬼才ジャン=ジャック・ベネックスは、2022年1月13日、75歳で死去。

『勝手にしやがれ』などでヌーヴェルヴァーグの旗手となった、同じくフランス映画界の巨匠ジャン=リュック・ゴダールも2022年9月13日、91歳で他界しています。

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