『キリング・イヴ』シーズン1全話ネタバレあらすじ/キャスト

キリング・イブ シーズン1 ドラマ

世界を股にかけた要人暗殺に暗躍する女性サイコパスと、MI6女性捜査官の熾烈な攻防、そして二人のスリリングな関係を描くイギリス発ドラマ『キリング・イヴ/Killing Eve』。

主役の二人を演じるのは、サンドラ・オーとジュディ・カマー。ゴールデングローブ賞やエミー賞に輝く、大ヒットシリーズです。

本記事では、主要登場人物とキャストの紹介、そしてシーズン1全8話のあらすじを、ネタバレありでご紹介します。

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傑作ドラマ『キリング・イヴ/Killing Eve』とは?

『キリング・イヴ/Killing Eve』の原作は、ルーク・ジェニングスのスリラー小説『コードネーム・ヴィラネル』(翻訳未発売)。

製作のみならず、シーズン1では脚本も手掛けたのが、ドラマ『フリーバッグ』などで女優としても活躍する才媛フィービー・ウォーラー=ブリッジです。

『キリング・イヴ/Killing Eve』は、2018年にシーズン1全8話、2019年にシーズン2全8話、2020年にシーズン3全8話が放送され、完結となるシーズン4全8話が、2022年に放送されました。

シーズン1の主要登場人物/キャスト12人を紹介!

①イヴ・ポラストリ/サンドラ・オー

MI5の職員を解雇されたのち、MI6にスカウトされて、ヴィラネルを追うことになるアジア人女性捜査官がイヴ・ポラストリです。かねてから犯罪心理に関心をもっており、独特の直観と行動力がキャロリンに高く評価されています。

サンドラ・オーは、1971年7月20日生まれの韓国系カナダ人です。2018年には、アメリカの市民権を得ました。

2005年から2013年までレギュラー出演したドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』のクリスティーナ役が有名で、ゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞。『トスカーナの休日』や『サイドウェイ』など映画でも名バイプレーヤーぶりを発揮しています。

私生活では、『サイドウェイ』の監督アレクサンダー・ペインと2003年に結婚しましたが、2006年に離婚しました。

②ヴィラネル(オクサナ・アスタンコワ)/ジョディ・カマー

ヨーロッパを中心に、謎の組織から依頼をうけて暗殺を遂行する、凄腕のロシア人暗殺者です。オクサナ・アスタンコワが本名。神出鬼没、性的にもバイセクシャルで奔放さをみせており、冷酷残忍なサイコパスぶりをいかんなく発揮します。イヴに特別な執着を深めていきます。

ジョディ・カマーは、1993年3月11日生まれ、イギリスのリヴァプール出身です。テレビドラマ『女医フォスター』で注目され、個性あふれる本作ヴィラネル役で世界的に大ブレイク。英国テレビアカデミー賞主演女優賞やプライムタイム・エミー賞主演女優賞などさまざまな賞に輝き、一躍人気スターなりました

2021年公開の歴史大作『最後の決闘裁判』では、マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレックらと共演しています。

③キャロリン・マーテンズ/フィオナ・ショウ

MI6のロシア部門の主任であり、かつてロシア人内通者を獲得し、KGBの行動を阻止した華々しい経歴をもつエージェントです。ヴィラネルを見つけるための極秘チームをつくり、イヴをスカウトした張本人です。

フィオナ・ショウは、1958年7月10日生まれ、アイルランド出身。ロンドンの名門王立演劇学校を卒業し、ローレンス・オリヴィエ賞だけでも3度の受賞歴を誇る名優です。

近年では、『ハリー・ポッター』シリーズのペチュニア・ダーズリー役でも広く知られています。

④フランク・ヘイルトン/ダーレン・ボイド

MI5におけるイヴのボス。イヴとビルを解雇した人物ですが、実は男やもめで、子供たちの学費が必要だったため、暗殺組織のもぐら(潜入スパイ)となっていました。

ダーレン・ボイドは、1971年1月30日生まれ、イギリスのサセックス出身です。代表作は、2011年から2シーズンに渡って放送されたシットコム『SPY』。主人公のティム・エリオットを演じ、BAFTA主演男優賞を受賞しました。

私生活では、離婚歴があり、子どもが二人います。

⑤ビル・パーグレイヴ/デヴィッド・ヘイグ

MI5時代のイヴの上司であり、二人して解雇されたのち、イヴに乞われてMI6の極秘捜査チームの1人になります。実はゲイであり、妻の日本人女性とは子どもをもうけるための偽装結婚でした。

デヴィッド・ヘイグは、1955年9月20日生まれ、イギリスのハンプシャー出身。映画、ドラマ、舞台で、40年以上のキャリアを誇る名バイプレーヤーであり、また劇作家でもあります。

日本でもよく知られた出演映画には、『フォー・ウェディング』や『トゥー・ウィークス・ノーティス』『ダウントン・アビー』などがあります。私生活は、既婚で5人の子どもがいます。

⑥ケニー・ストートン/ショーン・デラニー

MI6の極秘捜査チームの1人であり、ハッキング能力を駆使してネット調査を担当するナイーブな青年がケニーです。実はキャロリンの息子です。

ショーン・ディレイニーは、アイルランド系イギリス人の若手俳優です。本作で一躍広く知られる俳優となり、舞台『ザ・フェリーマン』や映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』に抜擢されています。

⑦エレナ・フェルトン/カービー・ハウエル=バプティスト

MI5時代からイヴの助手を務めている黒人女性です。キャロリンに憧れを抱いてこともあり、イヴに誘われてMI5をやめ、MI6の極秘チームの1人となります。

カービー・ハウエル=バプティストは、多くの映画やドラマに出演経験のあるイギリス人女優です。HBOドラマ『Barry』、Netflixドラマ『ラブ』、Huluドラマ『ヴェロニカ・マーズ』のシーズン4などに出演しています。

⑧コンスタンティン・ワシリエフ/キム・ボドゥニア

謎の組織「トゥエルヴ」とヴィラネルの間の仲介・指示役を担うロシア人男性です。ヴィラネルとは親子にも似た愛憎入り混じる関係。表の顔は、ロシア情報機関FSBに所属するエージェントであり、キャロリンとはかつて男女の仲にありました。

キム・ボドゥニアは、1965年4月12日、デンマークのコペンハーゲン生まれ。デンマークでは知らない人はいない大スターです。1994年の映画『モルグ/屍体消失』で、デンマーク映画アカデミーの助演男優賞に輝き、その人気を不動のものとしました。

⑨ウラジミール・ベトキン/ローレンティウ・ポッサ

キャロリンが古くから知るロシア情報機関FSBのエージェントであり、イヴとキャロリンがロシアに渡航した際、協力をあおぐ人物です。

ローレンティウ・ポッサは、さまざまな言語を操る国際派俳優です。Amazonプライムビデオの大ヒットドラマ『モダン・ラブ』シーズン1では、エピソード1「私の特別なドアマン」の主人公グズミン役で登場します。

⑩ニコ・ポラストリ/オーウェン・マクドネル

イヴの夫で、ポーランド系の男性です。数学教師をしており、イヴがMI6で危険な任務をおっていることを嫌い、次第に夫婦仲が冷え切っていきます。

アイルランド人俳優であるオーウェン・マクドネルは、舞台で経験を積んだのち、ドラマやテレビ映画を中心に活動するようになりました。アイルランドのドラマシリーズ『Single-Handed』への出演で、一躍有名になります。現在はロンドンを拠点に活躍しています。

⑪アンナ/スーザン・リンチ

かつてのヴィラネルの教師。ヴィラネルがアンナに恋した結果、アンナの夫の局部を切断して殺害してしまったという過去があります。

スーザン・リンチは北アイルランド出身の女優で、兄のジョン・リンチも俳優です。映画『NORA』での主演女優賞含む、アイルランド映画テレビアカデミー(IFTA)の賞を3度受賞している実力派です。

⑫ナディア/オリヴィア・ロス

ヴィラネルと同じく、謎の組織に雇われる暗殺者の1人。かつてヴィラネルと恋愛関係にありましたが、裏切られたことに恨みを抱いています。イギリスにおける暗殺工作では、ヴィラネルとチームを組んであたることになります。

オリヴィア・ロスは、イギリス出身の女優。本ナディア役で注目され、その後は、映画『オールド・ガード』や『パーソナル・ショッパー』など話題作に抜擢されています。



『キリング・イヴ/Killing Eve』シーズン1の全8話あらすじ<ネタバレ>

シーズン1の全8話のあらすじをネタバレありでご紹介します。続く、シーズン2とシーズン3に関しては、別の記事をご覧ください。

第1話「その顔、すてき」

ウィーンで起こったロシア人政治家暗殺事件に関し、目撃者の女性を保護する役目を与えられたMI5の事務官イヴ・ポラストリ。

一方、パリのアパルトマンでは、凄腕の美人暗殺者ヴィラネルが、指示役のコンスタンティンから次の仕事を依頼されます。トスカーナでもあざやかに暗殺を成し遂げ、サイコパスぶりをいかんなく発揮するヴィラネル。

イヴは、勝手に目撃者に面会し、犯人は女だと確信。さらに深く話を聞こうと病院を訪ねますが、一瞬のスキをぬって、目撃者はヴィラネルによって殺害されてしまいます。

失態と違法捜査がばれ、ボスのフランクから、イヴと上司のビルは解雇されてしまいます。しかし、失意のイヴに声をかけたのは、イヴの捜査能力を見抜いたMI6のベテランエージェント、キャロリンでした。

英国の情報機関のうち、MI5は国内の治安担当、MI6は対外工作の違いがあります。ざっくり区分けすると、アメリカのFBIとCIAの違いに近いものがあります。

第2話「あとで行く」

キャロリンにスカウトされ、連れていかれたのは古びたビルの一室。ハッキング担当の青年ケニー、元同僚であるビルとエレナの4人でチームを組み、暗殺者の捜査を続けることになります。イヴは、病院のトイレで謎めいた女性看護師とすれ違ったことを思い出します。

一方、ヴィラネルは、コンスタンティンに反抗して指示もきかず、また、優しくしてくれたボーイフレンドが死んでも平気な顔をして、暗殺を遂行していきます。

コンスタンティンから、ロンドンの女性捜査官が捜査していると告げられたヴィラネルも、それが病院のトイレで会った女性だと気づくのでした。

第3話「また会えた」

ベルリンで、中国人将校を暗殺したヴィラネル。そのとき、なぜかイヴ・ポラストリと名乗っていたことがわかります。

イヴは、子育てに忙しいビルに頼み込んで同行してもらい、ベルリンで捜査に当たりますが、ヴィラネルに尾行され、さらにキャリーバッグを盗まれてしまいます。ビルからは、偽装結婚したゲイだとカミングアウトされた上、ヴィラネルのような女性に惹かれたことがないのかと質問され……。

イヴが中国人関係者から情報を得ようと食事をしているとき、ビルが、地下鉄の駅でヴィラネルを目撃。一人で尾行した結果、クラブで殺害されてしまうのでした。

第4話「ごめんね」

ビルの葬儀で打ちひしがれるイヴ。夫のニコからは、仕事から手をひけと言われ、夫婦仲がぎこちないものになってしまいます。さらに、盗まれたキャリーバッグが戻ってきますが、中には高級な洋服とヴィラネルからの「ごめんね」の手紙が……。

一方、ヴィラネルは、コンスタンティンから、ベルリンでとった勝手な行動を叱責され、イギリスでの次の仕事は、3人のチームを組むことを強いられます。男ともう一人は、ヴィラネルに恨みを抱く女ナディアでした。

ベルリンで中国人から得た極秘情報により、MI5時代のボス、フランクが、組織と繋がるもぐらであることが判明。そして、ヴィラネルらの標的もフランクでした。

フランクが滞在しているブレッチャムに向かうイヴとエレナ。ヴィラネルら3人が先に到着していましたが、ヴィラネルは、フランクより先に、男とナディアを殺害。その後、逃げるフランクを追いますが、間一髪、フランクはやってきたイヴに助けられるのでした。



第5話「バスルームじゃなきゃ」

イヴが車を停め、ヴィラネルと向き合うと、ヴィラネルは銃を下ろし、姿を消してしまいます。

保護したフランクは、女がオクサナと呼ばれていたこと、そして組織の名前が「トゥエルヴ」であると白状。ケニーの調査により、オクサナはヴィラネルの本名であり、男性の局部を切り落として殺害した罪により服役中、獄中死したことになっていることが判明します。

やがて、ついに、イヴの自宅にヴィラネルが出現。イヴは恐怖に慄きますが、落ち着き払ったヴィラネルは、悠々と食事をし、反撃を試みるイヴを軽々とあしらいます。ニコが帰宅すると、何もなかったように家を出ていくのでした。

イヴは携帯を奪われ、慌ててキャロリンの家に駆け込みますが、時すでに遅し、ヴィラネルはフランクの局部を切り落として殺害。しかし、パリに戻ったヴィラネルは、ナディアが生きており、ロシアの刑務所にいると教えられます。

第6話「連れてって!」

ナディアの証言を得るため、ロシアにやってきたキャロリンとイヴ。二人が協力を求めたのは、キャロリンの知り合いであるロシア諜報機関のウラジミール、そしてなぜかコンスタンティン。

ナディアは、コンスタンティンを恐れて口をつぐみ、ただヴィラネルの過去を知る人物としてアンナの名前を出します。アンナとは、ヴィラネルが殺した男の妻でした。

コンスタンティンのことが信用できないイヴは、ロンドンのケニーに調査を依頼し、直接ウラジミールに協力を求めます。

一方、コンスタンティンの指示で刑務所に潜入していたヴィラネルはナディアを殺害することに成功します。

第7話「自由はイヤ」

ケニーの調査により、キャロリンとコンスタンティンが、かつて深い仲だったことが判明。イヴは、教師をしているアンナのもとを訪ねます。

アンナは、生徒だったヴィラネルから執着されていた事実を告白。イヴは、ヴィラネルがアンナに贈ったコートの中に、パスポートが隠されているのを見つけ、ひそかに回収します。

刑務所を出ることができず、コンスタンティンに裏切られたと知ったヴィラネルは、移送中に、脱獄に成功します。コンスタンティンに代わる新しい指示係を名乗る男が現れますが、ヴィラネルはあっさり射殺。コンスタンティンの妻子を人質に、組織の正体について白状するようコンスタンティンに迫りますが、逃がしてしまうことに……。

一方、イヴは、刑務所の監視カメラの映像から、キャロリンがヴィラネルと極秘に面会していた事実を知ってしまいます。

第8話「疲れちゃった」

組織に命を狙われていると主張するコンスタンティンと、それを信じて匿うキャロリン。イヴはコンスタンティンと一緒に、アンナの保護に向かうことになり、途中、組織「トゥエルヴ」の1人なのかと問い詰めますが、ただヴィラネルをリクルートしただけだと……。

コンスタンティンの娘イリーナを人質にしたヴィラネルは、コートに隠したはずのパスポートをとり戻すため、アンナの前に現れます。しかし、アンナはヴィラネルに殺される前に自害してしまうのでした。

ヴィラネルに指定された場所に向かうイヴとコンスタンティン。ヴィラネルは、コンスタンティンを撃ち、逃走してしまいます。

キャロリンは、イヴとケニーが勝手に動いていたことを責め、解雇を言い渡しますが、イヴは、パリのヴィラネルのアパートの情報を得、一人ひそかに向かいます。

アパートで二人は対面し、互いに気になる存在だと、心を割って話をします。しかしベッドの上で、寄り添った瞬間、イヴはヴィラネルの腹にナイフを突き立てます。傷ついたヴィラネルはそのまま姿を消すのでした。



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※本ページの情報は2023年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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