Amazon『モダン・ラブ』各話あらすじとキャスト19人紹介

モダン・ラブ〜今日もNYの街角で〜 ドラマ

Amazonプライムビデオで配信されているオリジナルドラマ『モダン・ラブ』。

2019年に配信されたシーズン1に続き、2021年8月には待望のシーズン2が配信されました。

そこで本記事では、シーズン1全8話の簡単なあらすじにくわえ、主要登場人物総勢19人を演じるキャストについて、詳しくご紹介したいと思います。

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Amazonオリジナルドラマ『モダン・ラブ〜今日もNYの街角で〜』とは?

2004年からニューヨーク・タイムズ紙の毎週日曜STYLE面に掲載されている人気コラムが「モダン・ラブ」。そして、同コラムをもとに、オムニバス形式でドラマ化した作品が『モダン・ラブ 〜今日もNYの街角で〜』です。

2019年10月18日にAmazonプライムビデオより配信されたシーズン1は、ニューヨークを舞台にした8つのストーリーから構成され、最終話では各話の主人公たちが意外な形で姿をみせます。

多様性を重視する現代アメリカ社会を反映し、異人種間の恋愛が一つのテーマとなっているのも「モダン」たるゆえんです。

■製作総指揮を手掛けたジョン・カーニー

ジョン・カーニーは1972年、アイルランドのダブリン生まれ。90年代初頭は、ロックバンド「The Frames」のベーシストとして活動していましたが、バンドのMVや短編映画を製作するようになり、次第に注目を集めます。

2006年に発表した長編映画『ONCE ダブリンの街角で』は、サンダンス映画祭ワールドシネマ観客賞、インディペンデント・スピリット賞で外国映画賞などさまざまな映画祭で絶賛され、興行的にも大ヒットを記録。一躍、ジョン・カーニーの名が世界的に知られるようになりました。

2013年に発表した『はじまりのうた』、続く2016年の『シング・ストリート 未来へのうた』も期待を裏切らない評価を得ており、音楽をテーマにした作品はジョン・カーニーの十八番と言っても過言ではないほど、確たる名声を築いています。

本ドラマ、シーズン1の副題「今日もNYの街角で」は、もちろん、ジョン・カーニーの出世作『ONCE ダブリンの街角で』にかけ合わせたものでしょう。

シーズン1・全8話のあらすじとキャスト総勢19人紹介

※情報は2023年4月現在のものです。

エピソード1「私の特別なドアマン」

家族から相続した豪華なアパートに一人で暮らす独身女性マギーと、常に毅然としながらもマギーのことを何かと気に掛けてくれる初老のドアマン、グズミン。ある日、マギーは予期せぬ妊娠に気づいて動揺し、思わずグズミンを頼ることに……。

1.マギー/クリスティン・ミリオティ

クリスティン・ミリオティは、1985年8月16日、ニュージャージー州チェリーヒルに暮らすイタリア系一家に生まれました。ニューヨーク大学で演技を学びましたが1年で退学しています。

フォード自動車のCM、テレビドラマや映画での端役などを経て、2012年の舞台『ONCE ダブリンの街角で』でトニー賞ミュージカル主演女優賞にノミネートされ、一躍注目されました。映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』や『パーム・スプリングス』、ドラマ『ファーゴ』や『ブラックミラー』など話題作に出演し、若き実力派として期待されています。

2.グズミン/ローレンティウ・ポッサ

ローレンティウ・ポッサは、ポルトガル語、イタリア語、フランス語などさまざまな言語を操る国際派俳優です。

出演作品には、大ヒットドラマシリーズ『キリング・イヴ/Killing Eve』のウラジミール役、映画『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』におけるスペイン大使役、声優としてビデオゲーム『007 ブラッドストーン』などがあります。

エピソード2「恋のキューピッドは世話好き記者」

恋愛アプリを開発し、IT業界の成功者となったジョシュアと、彼を取材する女性記者のジュリー。やがて、仕事の話を離れ、互いのつらい恋の話を打ち明け合うことに……。

3.ジョシュア/デーヴ・パテール

デーヴ・パテールは、1990年4月23日、イギリス・ロンドンに暮らすインド系移民の一家に生まれました。テレビドラマの子役からスタートし、映画『スラムドッグ$ミリオネア』の主役で一躍世界的な名声を手にします。

その後のキャリアも順調で、映画『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』や『ホテル・ムンバイ』、さらに2017年の映画『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』では英国アカデミー賞(BAFTA)助演男優賞を受賞しました。

4.エマ/ケイトリン・マギー

ケイトリン・マギーは、1988年1月9日生まれ、マサチューセッツ州ボストン出身です。ニューヨークにあるワグナー大学で演劇を学び、テレビドラマや映画の端役でキャリアを積んできました。

2019年には本作のほか、NBCの法廷ドラマ『Bluff City Law』で主人公の娘シドニーを演じ、注目を集めます。2021年4月から5月かけて放送され、好評を博したコメディドラマ『Home Economics』ではヒロインのサラを演じました。

5.ジュリー/キャサリン・キーナー

キャサリン・キーナーは、1959年3月23日、フロリダ州マイアミ出身。1999年の映画『マルコヴィッチの穴』、2005年の『カポーティ』で二度アカデミー助演女優賞にノミネートされた実力派であり、名バイプレーヤーとしてさまざまな作品で秀逸な存在感をみせています。

ジョン・カーニーの『はじまりのうた』でも、マーク・ラファロの妻役を好演。プライベートでは俳優のダーモット・マローニーと結婚して一男をもうけていますが、2007年に離婚しています。

6.マイケル/アンディ・ガルシア

80年代、『アンタッチャブル』やアカデミー助演男優賞にノミネートされた『ゴッドファーザー PART III』、日本が舞台の『ブラック・レイン』などで、一躍世界的スターの地位を築いたアンディ・ガルシアも早60代半ば。しかし、いよいよいぶし銀の演技で渋い存在感を放っています。

1956年4月12日生まれ、キューバのハバナ出身。プライベートでは、1982年に映画プロデューサーのマリーヴィ・ロリードと結婚し、三女一男の父です。

エピソード3「ありのままの私を受け入れて」

仕事でもプライベートでも輝くように明るく、積極的で、活力にあふれる弁護士のレキシー。かと思うと、別の日には、だらしなく無気力になり、ベッドに横たわったまま動かない引きこもりに……。実は、長年ひどい躁うつ病を患い、それを誰にも言えずにいたのです。

7.レキシー/アン・ハサウェイ

今や押しも押されもせぬハリウッドを代表する大スターとなったアン・ハサウェイがレキシーを演じています。2012年のミュージカル映画『レ・ミゼラブル』では、アカデミー助演女優賞など映画賞を総なめしていますが、本作でもミュージカル仕立てのシーンで見事な歌を披露しています。

1982年11月12日生まれ、ニューヨークのブルックリン出身。プライベートでは、2012年に俳優のアダム・シュルマンと結婚し、二男の母です。

8.ジェフ/ゲイリー・カー

ゲイリー・カーは1986年12月11日、ロンドン生まれのイギリス人俳優です。名門ロンドン・アカデミー(LAMDA)を卒業し、BBCドラマ『ミステリー in パラダイス』の主要キャストに抜擢されて人気を博しました。

その他出演作には、アメリカのテレビドラマ『DEUCE/ポルノストリート in NY』、また『ダウントン・アビー』にもアメリカ人ジャズ歌手役で登場します。

エピソード4「夫婦という名のラリーゲーム」

長い結婚生活で倦怠期を迎え、ほとんど離婚寸前のサラとデニス夫婦。セラピストからのアドバイスに従い、共通の趣味としてテニスに取り組んだものの、ささいなことで喧嘩ばかり……。二人の関係はもはや修復不可能なのか……。

9.サラ/ティナ・フェイ

ティナ・フェイは、1970年5月18日生まれ、ペンシルベニア州出身。NBCの『サタデー・ナイト・ライブ』に出演および脚本を担当し、数々の受賞歴のあるアメリカを代表するコメディエンヌの一人です。

エミー賞で複数の賞に輝いたシットコム『30 ROCK/サーティー・ロック』、全米1位を記録した初主演映画『ベイビーママ』など、フォーブスが選ぶ最も稼ぐ女性セレブの8位にランキングしたこともあります。

10.デニス/ジョン・スラッテリー

ジョン・スラッテリーは、1962年8月13日生まれ、マサチューセッツ州ボストン出身。数多くの映画やドラマに出演し、渋い存在感をみせる実力派です。出世作は、4度エミー賞にノミネートされたテレビドラマ『マッドメン』におけるロジャー・スターリング役

最近では、2015年の映画『スポットライト 世紀のスクープ』、また「アベンジャーズ」シリーズのハワード・スターク役が有名。1998年に女優のタリア・バルサムと結婚し、一男をもうけていますが、タリアとは『マッドメン』でも夫婦役を演じています。(ちなみに、タリア・バルサムには離婚歴があり、元夫はジョージ・クルーニーです。)



エピソード5「デートの幕あいは病院で」

2度目のデートで、自宅にヤスミンを招いたロブ。さてこれからとなって、ロブが大けがをしてしまい、救急車で病院に運ばれることに……。一夜を病院で過ごす間、二人は互いのことを打ちあけ合うのでした。

11.ヤスミン/ソフィア・ブテラ

ソフィア・ブテラは、1982年4月3日、アルジェリアに生まれました。10歳のとき、ジャズミュージシャンの父、建築家の母とともに一家でフランスに移住。クラシックバレエを学び、また新体操のフランス代表を経て、ボストンのバークリー音楽大学を卒業しました。

トップダンサーとして、マドンナやリアーナ、マイケル・ジャクソンらのミュージックビデオやツアーに参加する一方、女優として映画に出演するようになります。主な出演作には『キングスマン』『スター・トレック BEYOND』『アトミック・ブロンド』などがあります。

12.ロブ/ジョン・ギャラガー・Jr

ジョン・ギャラガー・Jrは1984年6月17日、デラウェア州ウィルミントン生まれで両親もミュージシャンです。

2007年にロック・ミュージカル『春のめざめ』でトニー賞ミュージカル男優賞、続く2010年の 『アメリカン・イディオット』でもブロードウェイミュージカル男優賞を受賞するなど、その才能は高い評価を得ています。その他出演作には、アーロン・ソーキン作のドラマ『ニュースルーム』、フランシス・マクドーマンドの息子を演じたドラマシリーズ『オリーヴ・キタリッジ』などがあります。

エピソード6「パパみたいな人とデート?」

会社の上司で渋い中年男性のピーターと、そんなピーターに幼いころ他界した父の姿を重ね合わせるマディ。幸せで穏やかな時間を一緒に過ごし、満たされるマディでしたが、ある日、ピーターが理想の父ではなくなって……。

13.マディ/ジュリア・ガーナー

ジュリア・ガーナーは、1994年2月1日、ニューヨーク州リバーデイルに暮らすユダヤ系一家の生まれ。2011年に『マーサ、あるいはマーシー・メイ』で映画デビューしました。

代表作は、大ヒットクライムドラマ『オザークへようこそ』のルース役で、2度にわたりエミー賞助演女優賞を受賞しています。

14.ピーター/シェー・ウィガム

シェー・ウィガムは、1969年1月5日生まれフロリダ出身で、1997年に俳優デビューしました。2010年にスタートし、5シーズン続いたテレビドラマ『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』のイーライ・トンプソン役が有名です。

ほかにも、『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』『キングコング: 髑髏島の巨神』『ジョーカー』など話題の映画、『ファーゴ』や『ナルコス』などヒットドラマに数多く出演し、名バイプレーヤーぶりを発揮しています。

エピソード7「僕らが見つけた家族のカタチ」

養子を迎えるため、斡旋エージェントに登録したトビンとアンディのゲイカップル。そんな二人に紹介されたのは、家を持たず放浪する自由人で、変わり者の妊婦カーラでした。

15.カーラ/オリヴィア・クック

オリヴィア・クックは、1993年12月27日生まれのイギリス人女優です。2013年から5シーズン続いたサスペンスドラマ『ベイツ・モーテル』のエマ・ディコーディ役で注目されました。

2018年の映画『レディ・プレイヤー1』ではヒロインに抜擢されています。

16.トビン/アンドリュー・スコット

アンドリュー・スコットは、1976年10月21日生まれ、ダブリン出身のアイルランド人俳優です。プライベートでもゲイであることを公言しています。

BBCドラマ『シャーロック』でBAFTA助演男優賞、『フリーバッグ』でゴールデングローブ賞ノミネート、舞台『Present Laughter』でローレンス・オリヴィエ賞主演男優賞など、輝かしい実績を持つ実力派俳優です。

17.アンディ/ブランドン・カイル・グッドマン

ブランドン・カイル・グッドマンは、ニューヨークのクイーンズ出身で、名門ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部を卒業しました。

Netflixの人気アニメ『ビッグマウス』でエピソードライターを務めた一方、同じくNetflixの映画『フィール・ザ・ビート』には俳優として出演するなど、俳優・脚本家の両方で活躍しています。同性婚を挙げ、夫ともに現在はロスアンゼルスに在住しています。

エピソード8「人生の最終ラップは より甘く」

趣味のジョギングがきっかけとなって出会い、再婚した初老男女のマーゴとケンジ。酸いも甘いも知りつくし、人生の終盤を迎えた二人でしたが、やがてケンジが先立ってしまい……。深い喪失感にとらわれたマーゴは……。

18.マーゴ/ジェーン・アレクサンダー

ジェーン・アレクサンダーは、1939年10月28日、マサチューセッツ州ボストン生まれ。 1968年の舞台『ボクサー』でトニー賞受賞、同作の映画化作品でもアカデミー主演女優賞ノミネート、ほかにも映画『大統領の陰謀』や『クレイマー、クレイマー』、テレビ映画『ファニア歌いなさい』などで、さまざまな賞にノミネート・受賞歴のある名女優です。

最初の結婚で生まれたジェイス・アレクサンダーも俳優として活動。1974年には、演出家のエドウィン・シェリンと再婚しています。

19.ケンジ/ジェームズ・サイトウ

ジェームズ・トミオ・サイトウは、1955年3月6日、ロサンゼルス生まれの日系人俳優です。1976年のテレビ映画『さらばマンザナール収容所』で俳優デビュー以後、さまざまな映画やテレビドラマ、また舞台で活躍しています。

出演作品には、映画『ミュータント・タートルズ』や『パールハーバー』『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』、ドラマ『弁護士イーライのふしぎな日常』や『ワン・ライフ・トゥ・リヴ』、舞台『王様と私』などがあり、アジア系の役柄では第一人者の一人です。



サウンドトラックもおすすめ!

ジョン・カーニー製作総指揮とあって、本作ももちろん、音楽が重要な要素となっています。

オープンニング曲「Setting Sail」には、ジョン・カーニーがミュージシャンとして参加! またエピソード3は、ミュージカル仕立ての楽しい構成の中、主演したアン・ハサウェイが歌とダンスを披露します。

それら楽曲をすべて収録したオリジナルサウンドトラックもAmazonより配信されており、おすすめです。

https://amzn.to/3et759f

2021年8月に配信された『モダン・ラブ』シーズン2

2021年8月13日、待望のシーズン2が、同じくAmazonプライムビデオより配信されました。

バラエティー豊かなキャスティングが、本ドラマの大きな魅力の一つであり、シーズン2も実に豪華です。

『ピアノ・レッスン』のアンナ・パキン
『ボヘミアン・ラプソディ』のルーシー・ボイントン
『ゲーム・オブ・スローンズ』のキット・ハリントン
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のミニー・ドライヴァー
『ホテル・ルワンダ』のソフィー・オコネドー
『ザ・クラウン』のトビアス・メンジーズ etc.

ニューヨークのみならず、アイルランドなどが舞台のエピソードもあり、『今日もNYの街角で』という副題はシーズン2からは無くなり、シンプルに『モダン・ラブ』になっています。

詳細については、下記の記事をご覧ください。

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