熾烈なオーディションを勝ち抜いたドラァグクイーンたちが、美しさやセンス、演技やダンスなどを競ってナンバー1を目指す人気番組『ル・ポールのドラァグ・レース』。
2009年にスタートし、2023年現在、シーズン15を放送。すでに15人のシーズン勝者が誕生し、今や有名俳優やトップモデル並みの人気を博しています。
ここでは、2021年1月から4月にかけて全米で放送されたシーズン13の全出場クイーン13人を一挙にご紹介します。
*本記事においては、勝者のネタバレなしです!
『ル・ポールのドラァグ・レース』シーズン13はVH1で放送!
シーズン13のキャスティングは2019年10月にスタート。オーディションを経て、2020年12月にシーズン12の優勝者であるジャイダ・エッセンス・ホールによって公式に13人の出場クイーンの名前が発表されました。
全米ケーブルネットワークVH1にて、第1回が2021年1月1日に放送開始。全16エピソードを終えて4月に勝者が決定しています。
本記事では、勝者・敗者のネタバレなしで全出場クイーン13人をご紹介しましょう。
シーズン13に出場する13人のドラァグクイーンを一挙紹介!
年齢と出身、簡単なプロフィール、そしてインスタグラムのアカウントにくわえ、それぞれのアピールポイントもご紹介します。
アルファベット順、また年齢は出場時点のものです。
1. デナリ/Denali
28歳、イリノイ州シカゴ出身で、2年半前にドラァグクイーンを始めたばかり。
アラスカで育ったことから、自然や環境にインスパイアされた衣装を得意としています。またフィギュアスケートの経験があり、嘘か本当かかつてはオリンピックを真剣に目指していた?という異色のスポーツ派クイーンでもあります。
かわいい系、アイドル系のスタイルでは出場者の中でもピカイチ! 際立った運動能力でも個性を発揮したいところ。
2. エリオット・ウィズ・トゥー・ティーズ/Elliott with 2 Ts
26歳、ネヴァダ州ラスベガス出身の26歳ですが、すでに12年のドラァグ歴があります。
ダンスの得意なショーガールがコンセプト。
強い意志のある目がチャームポイントで、典型的なアメリカン・ビューティーを感じさせます。衣装は、奇抜ではなくゴージャスな富豪マダム風。
3. ゴットミク/Gottmik
23歳、カリフォルニア州ロサンゼルス出身。番組初となるトランス男性のクイーンです。
2020年7月の「アウト誌」ではトランス女性のジジ・ゴージャスとともに表紙を飾るなど、すでに注目を集めており、また有名セレブを担当するメイクアップ・アーティストでもあります。
なんといってもトランスジェンダーの男性であることが最大の魅力。多様性を重視する番組のコンセプト的にも有利か。すでに知名度も抜群で優勝候補の一人。
4. ジョーイ・ジェイ/Joey Jay
30歳、アリゾナ州フェニックス出身。昼間はソフトウエア会社に勤めつつ、夜はときおりドラァグクイーンとして活動する、二足のわらじ状態です。
往々にしてウィッグを身につけず、レズビアン風なルックスを個性としています。
中性的な魅力がチャームポイント。また素顔が超イケメンで知られていますので要チェックです。
5. カモラ・ホール/Kahmora Hall
28歳、イリノイ州シカゴ出身のアジア系クイーンです。
シカゴではすでに人気クイーンとして活躍。モデルのキモラ・リー・シモンズにインスパイアされたスタイルを特徴としています。
毎シーズン必ず一人はいるアジア系クイーン。過去シーズンのジア・ガンやキム・チーぐらいの強烈な存在感を発揮できるかがポイント。
6. キャンディ・ミューズ/Kandy Muse
25歳、ニューヨーク出身のドミニカ系ぽっちゃりクイーンです。
ハウスは解散しましたが、シーズン9に出場したアジャがドラァグ・マザーであり、シーズン12に出場したダリア・シンは姉妹分です。
ぽっちゃり系で、しかもお笑い系クイーンとしては、どれだけ強いキャラを発揮できるかがカギ。見た目はどこかマツコ・デラックスっぽい?!
7. ララ・リ/LaLa Ri
30歳、ジョージア州アトランタ出身で、まだドラァグを始めて3年目。
ダンスが得意ですが、衣装を縫うのは苦手だとか……。コロナ自粛のせいで20ポンド太ってしまったそうです。
13人の中に複数いる黒人系クイーンの中では最も正統派。ニッキー・ミナージュ風。
8. オリビア・ラックス/Olivia Lux
26歳、ニューヨーク出身。ブルックリンを拠点に活躍するクイーン。
人気ドラマ『スキャンダル 託された秘密』に登場する主人公オリヴィア・ポープ(演:ケリー・ワシントン)に憧れ、その名前に由来しています。
得意なのはピアノ。
美しく、センスも抜群。本シーズンのダークホース的存在になるかも? 見た目の雰囲気はエリオット・ウィズ・トゥー・ティーズとやや被るか?
9. ロゼ/Rosé
31歳、ニューヨーク出身。名前の通り、ロゼワインやピンク色が好き。
両親の理解とサポートがあり、ブロードウェイを目指して演技や音楽、ダンスを勉強しました。ビヨンセ、セリーヌ・ディオン、バーブラ・ストライサンドなどディーバにインスピレーションを得たスタイルを得意としています。「アメリカズ・ゴット・タレント」に出演経験があります。
成熟した大人の女の魅力がチャームポイント。若さとベテランの間におり、埋もれてしまわないかが心配。
10. シモーン/Symone
25歳、カリフォルニア州ロサンゼルス出身。生まれはアーカンソー州コンウェー。
コンセプトは黒人の女神。ティナ・ターナー、ダイアナ・ロス、ホイットニー・ヒューストン、リアーナなどパワーあふれる黒人ディーバにインスパイアを得ています。
18歳からドラァグを始めており、シーズン12に出場したジジ・グッドとは同じ「ハウス・オブ・アヴァロン」に所属する仲良し。
個性と美しさの両方を兼ね備えており、大本命の一人。イヴィ・オードリーとジャイダ・エッセンス・ホールを足して2で割った感じ。
11. タミーシャ・イマン/Tamisha Iman
49歳、ジョージア州アトランタ出身。生まれはアラバマ州バーミンガム。自身の「ハウス・オブ・イマン」を持ち、本シーズンに同じく出場しているララ・リーはかつての娘です。
すでに30年のキャリアを誇るベテランのクイーンですが、若い頃に女性との間にもうけた実子が3人います。シーズン12に出場が決まっていましたが、直後にガンであることが発覚。1年で見事に克服して再出場です。
本シーズンの最高齢クイーンであり、熟女風の魅力はピカイチ。安定感はあっても、それゆえ、フレッシュな魅力に欠けるのが心配。
12. ティナ・バーナー/Tina Burner
39歳、ニューヨーク出身で名前の由来はもちろんティナ・ターナー。
2019年のナショナル・ミス・コメディ・クイーン優勝の経歴をひっさげて登場します。ニューヨークでは、すでに第一線で活躍する人気クイーンです。
演技派・コメディ派のクイーンとして、ニナー・ウエスト級の個性を発揮できるかがポイントになりそう。
13. ユティカ・クイーン/Utica Queen
25歳、ミネソタ州ユティカ出身。
田舎町で生まれ育ったバックグラウンドを大切に、クレイジーなスタイルを個性としています。カンジンスキーやゴシックなどにインスパイアを得た、アーティスティックな要素も特徴。
強烈な個性と独特のセンスが売りであり、イヴィ・オードリーとサーシャ・ベロアをミックスさせた感じ。シーズン中にどこまで新しい顔をみせていくことができるかが優勝のカギになりそう。
ネタバレありで勝者・敗者を知りたい方はこちらの記事
番組初のトランス男性のドラァグクイーンが出場するなど、バラエティー豊かな13人が揃ったシーズン13。
個人的な一押し、大本命クイーンは、下記の3人!
1.シモーン
2.ゴットミク
3.ユティカ・クイーン
早く結果を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
エピソードごとの勝者と敗者、そしてシーズン13の女王に選ばれたクイーンの名前を完全にネタバレありで紹介しています。
『ル・ポールのドラァグ・レース』シーズン13はNetflixで配信中!
全米における配信先がたびたび変更になることもあり、日本での配信もイレギュラーなものとなっています。
しかし、シーズン13は、2023年4月現在、Netflixで配信中!
番組については、以下の記事も合わせてご覧ください。
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