70~80年代アメリカTVドラマ20選とキャストのその後

アメリカンTVドラマ ドラマ

今や、NetflixやHuluなどを利用し、上質でバラエティ豊かな海外ドラマが自由に視聴できる時代になりました。

しかし、ストリーミングサービスが普及する以前は、テレビ各局で頻繁にアメリカのテレビドラマが放送され、人気をよんでいたものです。

そこで本記事では、1970年代から80年代にかけて日本のテレビで放送された、懐かしいアメリカのテレビドラマを20作品、また主要キャストのその後などご紹介したいと思います。

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70年代・80年代に日本で放送されたアメリカのTVドラマ20選を紹介!

作品の簡単な内容や登場人物にくわえ、主要キャストのその後など近況については「MEMO」欄に紹介しています。

放映期間はアメリカ国内におけるもの。

また、年代順ではなく順不同です。

1.『地上最強の美女たち!チャーリーズ・エンジェル』(Charlie’s Angels)

2度の映画化作品も大ヒットし、世界で最も有名なアメリカのTVドラマの一つと言って差し支えない『チャーリーズ・エンジェル』。チャーリー探偵事務所で働く美女探偵3人の活躍を描くドラマです。

サブリナ役のケイト・ジャクソン、ジル役のファラ・フォーセット、ケリー役のジャクリーン・スミスがオリジナルの3人ですが、その後もェリル・ラッド、シェリー・ハック、タニア・ロバーツとメンバーを入れ替えながらも、1976年から1981年の間、シーズン5まで製作されました。

顔がわからず謎めいたチャーリー、そして彼女たちの華麗な変装も毎回の楽しみでした。

2006年のエミー賞受賞式では、オリジナルの3人が久しぶりに揃ってステージに登場し、喝采を浴びました。
のべ6人のキャストの中で、ファラ・フォーセットだけがガンとの闘病の末、2009年に62歳で他界しています。

2.『ベガス』(VEGA$)

カジノが立ち並ぶラスベガスを舞台に、私立探偵のダン・タナーが仲間と協力し、さまざまな事件を解決していきます。1978年から1981年まで3つのシーズンが製作され、シーズン2は『ベガスII 私立探偵ダン・タナー』のタイトルで日本放映されました。

主人公を演じたのはロバート・ユーリック。また、トニー・カーティスがカジノのオーナー役で出演していました。

ロバート・ユーリックは、本作のほか、『私立探偵スペンサー』でも主人公を演じるなど、日本でも人気の高い二枚目俳優でしたが、2002年に滑膜肉腫のため55歳の若さで他界しています。

3.『600万ドルの男』(The Six Million Dollar Man)

元宇宙飛行士のスティーブ・オースティンが、テスト飛行中の事故で瀕死の重傷を負います。600万ドルの大金をかけた、NASAによる改造手術でサイボーグの秘密エージェントとなった男の活躍を描きます。

主人公を演じたのはリー・メジャース。ドラマが放送されていた1973年から1978年時には、ファラ・フォーセットの夫でもありました。

リー・メジャースは80代となった今も現役。Netflixドラマ『フラーハウス』のシーズン4にも登場します。

4.『こちらブルームーン探偵社』(Moonlighting)

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こちらブルームーン探偵社

経営難になった小さな探偵社を舞台に、オーナーである元モデルのマディ・ヘイズと、探偵のデビッド・アディスンが、さまざまな事件を解決していく姿を描いたミステリードラマです。1985年から1989年まで、5つのシーズンが放送されました。

2人のロマンス、コメディ、サスペンスなどさまざまな要素を織り交ぜた新しいスタイルで、異例の大ヒットを記録しました。アル・ジャロウが歌ったテーマ曲もヒットしています。

マディを演じたのはシビル・シェパード、そしてデビッドを演じたブルース・ウィルスは本作で大ブレイクを果たし、一躍世界的スターへと駆け上りました。

何度も映画化の企画が持ち上がるも、いまだ実現に至っていません。

5.『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』(The Bionic Woman)

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地上最強の美女 バイオニック・ジェミー

スカイダイビング中に起きた事故によって、瀕死の状態に陥ったプロテニスプレイヤーのジェミー・ソマーズ。バイオニック手術を施され、特殊な能力を持つサイボーグの秘密諜報員として生まれ変わったジェミーの活躍を描きます。

放送は1976年から1978年。3シーズンに渡って美しき最強ヒロインを演じたリンゼイ・ワグナーは、本作でエミー賞主演女優賞に輝きました。

『600万ドルの男』に登場したキャラクターであり、あまりの人気からスピンオフ作品として製作されたものです。

リンゼイ・ワグナーは70代となった今も、現役で女優として活動しています。新しいところでは、大ヒットドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』に出演しています。

6.『白バイ野郎ジョン&パンチ』(CHiPs)

「チップス」と略されるカリフォルニア・ハイウェイ・パトロールに所属する白バイ警察の活躍を描くドラマです。主人公のコンビ、ジョンをラリー・ウィルコックス、パンチをエリック・エストラーダが演じました。

ドラマでは絶妙な名コンビぶりでしたが、実生活においては不仲で知られており、1977年から1983年まで全6シーズンが放送された最終シーズンではラリー・ウィルコックスが降板。トム・ライリー扮するボビーが新しい相棒として迎えられました。

ウィルコックス、エストラーダともまだ現役で俳優活動をしています。エストラーダは、2017年の映画版『チップス 白バイ野郎ジョン&パンチ再起動!?』で30数年ぶりにパンチを演じました。

7.『トラック野郎!B・J』(B.J. and the Bear)

トラック運転手のBJことビリー・ジョー・マッケイと、相棒であるチンパンジーのベアの活躍を描いたドラマです。1979年から1981年まで第3シーズンまで放送されました。

ベトナム戦争帰りの正義漢BJを演じたグレッグ・エヴィガンの男らしい魅力はもちろん、チンパンジー離れしたベアの活躍ぶりがとてもキュートでした。

グレッグ・エヴィガンは60代半ばとなった今も、テレビ映画やドラマを中心に俳優として活躍しています。子どもが3人おり、ブリアナとヴァネッサという娘二人は女優、長男のジェイソンはミュージシャンです。

8.『ダラス』(Dallas)

石油で財を成したテキサスの大富豪ユーイング一族の、激しい権力争いと家族の愛憎劇を描いた一大ソープオペラです。。1978年から1991年までパイロット版含めて合計14シーズンが放送され、最高視聴率53.3%を記録するなど、全米を熱狂の渦に巻き込みました。

クリフハンガー方式という、視聴者を次のシーズンに引き付ける演出方法を最初に取り入れたドラマでもあります。

全米ドラマ史に残る作品にも関わらず、日本ではそれほど大きな話題にもなりませんでしたが、その後もケーブル放送でたびたび再放送がなされたりするなど、さすが根強い人気を誇ります。

冷酷な主人公ジョン・ロス・ユーイングを演じたラリー・ハグマンは、2012年に81歳で他界しています。
ユーイング一族のその後を描いた続編が2012年から2014年まで3シーズンに渡って放送されました。

9.『レストランは大騒ぎ!』(It’s a Living)

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ロスアンゼルスに実在するボナベンチャー・ホテル内にある設定の展望レストランを舞台に、個性あふれるウエイトレスたちが織りなす人間模様を描いたシットコム・ドラマです。1980年から1982年まで第6シーズンまで放送されました。

店長のナンシーをマリアン・マーサー、ウエイトレスたちをスーザン・サリヴァン、ゲイル・エドワーズ、ウェンディ・スカール、アン・ジリアンらが、また、ちょっとおバカな専属ピアニストのソニーを演じたポール・クレッペルも人気がありました。

ユニークなガラス張り円筒状の建物で当時最先端のホテルだったボナベンチャー・ホテルは、今も名前を「ウェスティン・ボナベンチャー・ホテル&スイーツ」と変え、営業を続けています。

10.『探偵ハート&ハート』(Hart to Hart)

ロサンゼルスに暮らす大富豪のハート夫妻が、ボランティアの探偵として事件の解決に挑む姿を描いた異色ドラマです。ダンディな夫のジョナサンをロバート・ワグナー、美しい妻のジェニファーをステファニー・パワーズが演じました。

製作・企画にあたったのは、世界的ベストセラー作家でもあるシドニー・シェルダン。人気シリーズとなり1979年から1984年の間、第5シーズンまで製作されています。

ワグナーの妻だった女優のナタリー・ウッドが不審死を遂げたのは、まさに本ドラマのシーズン3が全米で放送されていたタイミングでした。

2人ともまだ現役です。ステファニー・パワーズの最新出演作は映画『The Artist’s Wife(日本公開未定)』、2020年2月にめでたく90歳となったロバート・ワグナーは人気テレビドラマ『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』にレギュラー出演しています。



11.『ジェシカおばさんの事件簿』(Murder, She Wrote)

アンジェラ・ランズベリー扮する初老の女性推理小説家ジェシカ・フレッチャーが、さまざまな難事件を解決していくミステリードラマです。1984年から12年に渡ってシーズン12まで放送されたほか、スペシャルドラマも何度か製作されています。

映画・舞台で多くの受賞歴がある、イギリスが誇る大女優アンジェラ・ランズベリーの、独特の個性が本作最大の魅力であることは言うまでもありません。本ドラマでもゴールデングローブ賞主演女優賞に輝いています。

アンジェラ・ランズベリーは90代半ばとなった今も現役です。映画では『メリー・ポピンズ リターンズ』に風船売りの役柄で登場します。
オクタヴィア・スペンサー主演でリブート作品が企画されましたが、実現に至っていません。

12.『L.A.ロー 七人の弁護士』(L.A. Law)

1986年から1994年の間、シーズン8まで製作され大ヒットした法廷ドラマです。ロサンゼルスにある「マッケンジー&ブラックマン法律事務所」に属する7人の弁護士たちの活躍を描いており、黒澤明の『七人の侍』が元アイデアになっています。

4度の作品賞含め、エミー賞をトータル15回受賞するなど、社会派ドラマとしても非常に高い評価を得ました。

主要キャストのうち、経営者であるリーランド・マッケンジーを演じたリチャード・ダイサートは、2015年に86歳で他界しています。

13.『特捜刑事マイアミ・バイス』(Miami Vice)

マイアミのメトロ・デイド警察風俗取締班に所属する2人の捜査官の活躍を描き、一世を風靡した大ヒットドラマです。1984年から1989年まで、全5シーズンが放送されました。

アルマーニなど高級ブランドを颯爽と着こなし、スポーツカーを乗り回すという派手なキャラクター、そして最新ヒット曲をふんだんに取り入れたスタイリッシュな演出で、社会現象を巻き起こしました。

主人公の2人、ソニー・クロケット刑事をドン・ジョンソン、リカルド・タブス刑事をフィリップ・マイケル・トーマスが演じて大ブレイクを果たしたほか、毎回豪華なゲストも出演して話題になりました。

ドラマと同じく、実生活の2人も派手なプライベートで知られています。ドン・ジョンソンは5度の結婚、フィリップ・マイケル・トーマスも4度の結婚で11人の子どもがいます。
ドン・ジョンソンの最近の出演作には映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』があります。

14.『女刑事キャグニー&レイシー』(Cagney & Lacey)

ニューヨーク市警察第14分署に所属する2人の女刑事キャグニーとレイシーの活躍、そして職場や家族の人間模様を描いた刑事ドラマです。1982年から1988年まで7シーズンが放送されました。

既婚で2人の子持ちであるメリー・ベス・レイシー刑事をタイン・デイリー、独身のクリス・キャグニー刑事をメグ・フォスター(シーズン1)とシャロン・グレス(シーズン2以降)が演じました。

本作でエミー賞主演女優賞に輝いたタイン・デイリーは、『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』や『モダン・ファミリー』など、話題のドラマに出演する実力派女優として今も現役で活躍しています。

15.『ロックフォードの事件メモ』(The Rockford Files)

マリブ・ビーチにあるトレーラーハウスに暮らし、無実の罪で5年間服役した過去を持つ異色の私立探偵ジム・ロックフォードの活躍を描きます。1974年から1980年まで、6シーズンが放送されました。

なんといっても、主人公を演じたジェームズ・ガーナーのとぼけたキャラクターが魅力。本作でエミー賞主演男優賞を受賞しています。

ジェームズ・ガーナーは、さまざまな作品で多くの受賞歴を持つ名優として活躍をつづけましたが、2014年に86歳で他界しました。ジーナ・ローランズと共演した2004年の映画『きみに読む物語』も秀作です。

16.『アーノルド坊やは人気者』(Diff’rent Strokes)

母の死をきっかけに、兄とともに裕福な白人一家の養子となった黒人の少年アーノルドを軸に、家族に巻き起こるさまざまな騒動を描いたシットコム・ドラマです。

陽気で口が達者な主人公のアーノルド・ジャクソンを演じたのはゲーリー・コールマン。1話30分ですが、1978年から1986年まで合計8シーズンが製作され、大ヒットを記録しました。

本作のヒットにより、ゲーリー・コールマンは高額ギャラの子役スターとなりましたが、その後は自己破産やさまざまな病気を患うなど波乱の半生を送ります。2010年に42歳の若さで他界しました。

17.『ダイナスティ』(Dynasty)

コロラド州デンバーを舞台に、大富豪一家に渦巻くどろどろの愛憎劇を描いた壮大なメロドラマです。

1981年から1989年まで全9シーズンに渡って製作される大ヒットドラマとなり、『ダラス』と並び称されるソープオペラの傑作に位置づけられています。

キャリントン家の当主ブレイクをジョン・フォーサイス、前妻をジョーン・コリンズ、今の妻をリンダ・エヴァンスが演じています。その他、ロック・ハドソンヘルムート・バーガー、アリ・マッグローらゲスト陣も信じられないほど豪華です。

2017年には舞台を現代に移したリメイクが製作され、Netflixでも配信されています。

18.『特攻野郎Aチーム』(The A-Team)

かつてアメリカ陸軍のコマンド部隊にいた個性的な4人組「Aチーム」が、各地を転々としながらさまざまな悪党と闘う姿を描いたアクションドラマです。1983年から1987年まで、5つのシーズンが放送されました。

「ハンニバル」ことリーダーのジョン・スミスをジョージ・ペパード、「フェイスマン」をダーク・ベネディクト、「B.A.」をプロレスラーでもあったミスター・T、「クレイジーモンキー」をドワイト・シュルツが演じました。

ジョージ・ペパードは1994年に65歳で他界しています。
2010年には『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』として映画化され、リアム・ニーソンやブラッドリー・クーパーが出演しました。ダーク・ベネディクトとドワイト・シュルツが別の役柄で特別出演しています。

19.『大草原の小さな家』(Little House on the Prairie)

19世紀終盤の西部開拓時代を舞台に、ミネソタ州ウォルナットグローブに暮らすインガルス一家の愛と成長を描いた家族ドラマです。1974年から1983年まで、9シーズンにわたって放送されたほか、スペシャル版も数度製作されました。

ローラ・インガルス・ワイルダーの半自叙伝が原作になっており、ローラをメリッサ・ギルバード、父をマイケル・ランドン、母をカレン・グラッスル、姉をメリッサ・スー・アンダーソンが演じています。

日本でもNHKの土曜夕方から放送され、幅広い層から高視聴率を誇りました。

マイケル・ランドンは1991年に54歳で他界しました。
メリッサ・ギルバードは、アルコールやドラッグ中毒になったり、下院議員に立候補を宣言したのち病気を理由に撤退表明したりするなど、なかなか波乱の多い半生を送っています。

20.『ファミリータイズ』(Family Ties)

80年代アメリカの世相を凝縮したようなキートン一家の面々に巻き起こる騒動をコミカルに描いたシットコムです。1982年から1989年まで全7シーズンに渡るヒットドラマとなりました。

リベラルな両親に対し、共和党を支持する保守的な長男アレックスを演じたマイケル・J・フォックスは、3年連続エミー賞主演男優賞を受賞し、一躍スターの仲間入りを果たしました。

トム・ハンクスジーナ・デイヴィス、リバー・フェニックスら、当時はまだあまり有名ではなかったスターが多数出演しているほか、テーマ曲に起用されたビリー・ヴェラ&ザ・ビーターズの「アット・ディス・モーメント」も全米ナンバー1ヒットを記録しました。

その後、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で世界的大スターとなったマイケル・J・フォックスは、30歳のとき、パーキンソン病と診断され、俳優活動と並行して闘病を続けています。

DVDなどで再び観直したい70年代・80年代のアメリカTVドラマ

当時は、NetflixやHuluといったストリーミングサービスなどなく、また韓流ドラマも放送されておらず、今とはまったく状況が異なっていました。

それゆえ、年代問わず多くの視聴者に愛されたドラマも多数あります。

DVD・BD化される作品も増えています。懐かしいと感じる人も、一度も観たことがない人も、あらためて鑑賞してみてはいかがでしょうか?

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